シングルマザーと知り合いたいと考えたとき、多くの男性が思い浮かべるのは「小さな子どもを抱えて、自由な時間がほとんどない女性」の姿かもしれません。けれども、国勢調査の数字を見ると、その思い込みは半分しか当たっていません。母と子だけで暮らす世帯のうち、半分以上は、いちばん下の子どもがすでに12歳を超えています。
この記事では、総務省統計局が2026年9月29日に公表した令和7年国勢調査の確定値と、厚生労働省の「全国ひとり親世帯等調査」をもとに、シングルマザーがどんな暮らしをしていて、どんなときなら会う時間を作れるのかを整理しました。相手の暮らしを数字で知っておくと、誘い方も、待ち方も変わります。
母と子だけの世帯は、全国に60万8千
令和7年国勢調査の確定値で、20歳未満の子どもと母親だけで暮らす「母子世帯」は、全国に608,195世帯ありました。祖父母など、ほかの家族も一緒に暮らしている世帯まで含めると813,644世帯になります。
| 母子世帯の数(令和7年・確定値) | 世帯数 |
|---|---|
| 母と子(20歳未満)だけの世帯 | 608,195世帯 |
| ほかの家族も同居する世帯を含む | 813,644世帯 |
| うち子どもが18歳未満(母と子だけ) | 490,439世帯 |
二つの数字の差、およそ20万5千世帯は、母と子に加えて、祖父母などと一緒に暮らしている世帯です。母子世帯全体のおよそ4世帯に1世帯は、実家に戻るなどして、親と同じ家で暮らしていることになります。
この違いは、会う時間の作りやすさに直結します。親と同居している人は、子どもを親に任せて外に出られる日がある一方、出かける理由を家族に説明しなければならないこともあります。母と子だけで暮らしている人は、家族の目こそありませんが、子どもを預けられる相手がいなければ、夜に家を空けることはできません。相手がどちらの暮らし方なのかで、誘える時間帯はまったく違ってきます。
親と同居している割合は、母親の年齢によって大きく違います。ほかの家族も含めた世帯のうち、母と子以外の家族が同じ家にいる世帯の割合は、母親が20〜24歳で49.6%、25〜29歳で35.7%、30〜34歳で29.7%でした。それが40〜44歳では24.1%、50〜54歳では20.1%まで下がります。若い母親ほど、実家の親の手を借りながら子育てをしているということです。
20代のシングルマザーと知り合ったなら、実家で暮らしている可能性はかなり高いと考えておくとよいでしょう。その場合、夜に出かけると家族に理由を聞かれることがあるので、会うのは昼や夕方の早い時間のほうが自然です。反対に、40代以上の相手は母と子だけで暮らしていることが多く、子どもが大きければ、夜の短い時間に会える可能性も出てきます。
8割近くは、離婚を経た人
母子世帯の母親を配偶関係で分けると、離婚して独りになった「離別」が475,762世帯で、全体の78.2%を占めます。結婚せずに子どもを育てている「未婚」は91,964世帯で15.1%、夫と死別した人は40,469世帯で6.7%でした。
多くのシングルマザーは、一度は結婚生活を経験し、それを終わらせた人です。結婚に何を期待し、何に疲れたのかを、身をもって知っています。だからこそ、出会いの場でも「次はすぐに結婚」と考える人ばかりではありません。再婚を望む人がいる一方で、子どもが大きくなるまでは家庭の形を変えたくない、けれど一人の女性としての時間はほしい、と考える人もいます。
相手が離婚を経験していると分かっても、その理由や前の夫のことを、こちらから聞き出す必要はありません。話したくなれば、相手のほうから話してくれます。前の結婚の話に踏み込まないことは、相手にとっていちばん分かりやすい気づかいです。離婚を経た女性との関わり方は、バツイチ女性との出会いの記事でもくわしく扱っています。
いちばん多いのは、40代前半の母親
母と子だけの世帯を母親の年齢で見ると、最も多いのは40〜44歳の150,569世帯でした。次いで45〜49歳が131,535世帯、35〜39歳が115,048世帯です。35歳から49歳までで、全体のおよそ65%を占めます。
| 母親の年齢 | 世帯数 | 割合 |
|---|---|---|
| 20代 | 37,103世帯 | 6.1% |
| 30〜34歳 | 67,453世帯 | 11.1% |
| 35〜39歳 | 115,048世帯 | 18.9% |
| 40〜44歳 | 150,569世帯 | 24.8% |
| 45〜49歳 | 131,535世帯 | 21.6% |
| 50歳以上 | 106,313世帯 | 17.5% |
20代のシングルマザーは、全体の6%ほどにすぎません。出会いの場で知り合うシングルマザーの多くは、30代後半から40代の、仕事と子育てを長く続けてきた女性です。同じ年代の男性なら話は合いやすく、年下の男性なら、年上の女性としての落ち着きにひかれることもあるでしょう。いずれにしても、相手は大人の女性です。若い女性を相手にするような軽いノリより、落ち着いたやりとりのほうが好まれます。
未婚の母についても、若い女性ばかりというわけではありません。未婚で子どもを育てている91,964世帯のうち、母親が20代なのは13.1%で、40歳以上が51.7%と半分を超えています。死別した母親は、45歳以上が中心です。「シングルマザー」とひと口に言っても、年齢も、ここに至った事情も、人によってまったく違います。相手の事情を決めつけず、目の前の一人として向き合うことが大切です。
末っ子の年齢で、使える時間が変わる
シングルマザーと会う時間を考えるとき、いちばんの手がかりになるのが、いちばん下の子どもの年齢です。国勢調査では、母と子だけの世帯を、最年少の子どもの年齢でも分けています。
| いちばん下の子どもの年齢 | 世帯数 | 割合 |
|---|---|---|
| 0〜5歳(未就学) | 95,123世帯 | 15.6% |
| 6〜11歳(小学生の年齢) | 199,584世帯 | 32.8% |
| 12〜17歳(中高生の年齢) | 250,778世帯 | 41.2% |
| 18〜19歳 | 62,710世帯 | 10.3% |
いちばん下の子どもが小学校に上がる前の世帯は、全体の16%ほどです。反対に、12歳以上の世帯は合わせて51.5%と、半分を超えています。子どもの数で見ても、子どもが1人の世帯が339,455世帯で、全体の55.8%を占めます。2人の世帯は200,630世帯(33.0%)、3人以上の世帯は68,110世帯(11.2%)で、3人以上の子どもを育てている母親は35〜44歳に多く、その年代だけで6割を占めます。子どもが多いほど、送り迎えや食事の支度に追われ、自由な時間は短くなります。
この数字から、相手の生活のおおよその形が見えてきます。
- 末っ子が未就学:保育園の送り迎えの時間が決まっていて、夜はほぼ動けない。会えるとすれば、仕事の休みの日の、保育園に預けている時間帯。
- 末っ子が小学生:学校から帰ってくる午後の時間までが勝負。学童に預けている日や、子どもが友だちの家に行く日には少し余裕が出る。夜は難しいことが多い。
- 末っ子が中高生:子どもが一人で留守番できるので、夜に短い時間なら出られる人も多い。ただし部活や受験、学校の行事に合わせて予定が動く。
- 末っ子が18歳以上:子育ての手が離れ、自分の時間を取り戻しつつある時期。会う時間の自由は、独身の女性に近くなる。
相手の子どもの年齢を、最初から細かく聞き出す必要はありません。ただ、やりとりの中で「土日は子どもの部活の送り迎えがある」「平日の昼なら少し時間がある」といった話が出てきたら、それが会える時間の答えです。相手の言葉から時間を読み取り、こちらがそこに合わせる。それだけで、ほかの男性とは違う印象を持ってもらえます。
母親の年代と、末っ子の年齢を重ねて見る
母親の年齢と、いちばん下の子どもの年齢を重ねると、さらに具体的な姿が見えてきます。母親が30〜34歳の世帯では、末っ子が未就学の世帯が39.5%ありますが、35〜39歳では、末っ子が12歳以上の世帯が32.0%になります。40〜44歳では53.1%、45〜49歳では71.7%の世帯で、末っ子が12歳を超えています。
つまり、出会いの場で知り合うことの多い40代のシングルマザーは、半分以上が「子どもが中学生以上」の暮らしをしています。子どもが自分のことを自分でできるようになり、母親にも少しずつ自分の時間が戻ってきた時期です。出会いを考え始めるのが、この時期だという人も少なくありません。逆に、30代前半までの相手は、子どもが小さく時間の制約が大きい人が多いので、会う約束はより短く、より柔軟に考えておく必要があります。
季節によって、会いやすさは変わる
子どもがいる暮らしでは、学校の暦がそのまま母親の予定になります。夏休みや冬休み、春休みのあいだは、子どもが日中も家にいるので、平日の昼に会うのは難しくなります。3月から4月にかけては、進級や入学の準備、新しい学校や職場への対応で、一年でいちばん慌ただしい時期です。運動会や参観日、部活の大会がある週末も、予定は子どもが優先になります。
反対に、新学期が落ち着いた5月の連休明けや、2学期が始まった9月以降の平日は、母親が自分の時間を取り戻しやすい時期です。長い休みのあいだは無理に誘わず、連絡だけを細く続けて、学校が始まってから会う約束をする。そうした待ち方ができる男性は、相手から見て「自分の暮らしを分かってくれる人」になります。
9割近くが働いている
厚生労働省の「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査」によると、母子世帯の母親の86.3%が仕事をしています。働いている人のうち、正社員などの正規の職員・従業員が48.8%、パートやアルバイトなどが38.8%でした。
シングルマザーの多くは、仕事と子育てと家事をひとりで回しています。平日の昼に時間があるのは、パートで働く人や、シフトの休みが平日に入る人です。正社員で働く人は、平日の昼に会うのは難しく、仕事の帰りに子どもを迎えに行くまでの短い時間か、子どもが家にいない休日の数時間が現実的なところです。
相手の仕事のことも、根掘り葉掘り聞く必要はありません。「仕事の休みは平日?土日?」と一つ聞くだけで、会える曜日の見当はつきます。忙しい相手には、連絡の返事が遅れても急かさないことが何より大切です。返事が翌日になっても、責めずに受け止める男性は、それだけで信頼されます。シフトで働く相手なら、翌週の休みが決まった段階で声をかけてもらうよう頼んでおくと、無理なく予定を合わせられます。
最初のやりとりで、気をつけたいこと
シングルマザーとのやりとりで失敗する男性には、いくつかの共通点があります。どれも悪気はないのに、相手の暮らしを想像できていないことから起きる行き違いです。
夜遅くや朝早くに連絡しない
子どもが寝たあとの夜は、シングルマザーがようやく自分の時間を持てる時間でもあります。ただ、深夜に通知が鳴り続けると、子どもを起こしてしまうこともあります。朝は、子どもの支度と自分の出勤で、いちばん慌ただしい時間です。連絡は相手の返事が来る時間帯に合わせて、こちらからは控えめに送るのが基本です。
子どもの話は、相手が話すぶんだけ聞く
子どもの写真を見せてほしいと頼む、子どもの学校や住んでいる地域を細かく聞く、といったことは避けましょう。シングルマザーにとって、子どもの情報は何より守りたいものです。相手が子どもの話をしてくれたら、否定せずに聞き、こちらからは深く聞かない。この距離感を保てる人が、長く会える相手になります。
「子どもに会いたい」は、言わない
親しくなったつもりで「今度お子さんにも会ってみたい」と言う男性がいますが、気楽な関係を求めている相手にとっては、むしろ重く感じられます。子どもと家庭の領域には踏み込まない、と最初からはっきりさせておくほうが、相手は安心して会えます。
会うまでの段取りは、相手の時間に合わせる
- 会える曜日と時間帯を聞く:仕事の休みの曜日と、子どもが家にいない時間を、相手の言葉から確かめる。
- 短い時間で提案する:最初は1〜2時間ほどの、短い時間で会う約束にする。相手の帰る時間を先に決めておく。
- 相手の生活圏を少し外す:相手の住む地域の近すぎる場所は避け、知り合いに会わない程度に離れた場所を選ぶ。
- 予定が変わることを前提にする:子どもの急な発熱や学校からの呼び出しで、当日に会えなくなることもある。そのときは責めずに、次の機会を待つ。
- 帰りの時間を守る:約束した時間に、相手が気持ちよく帰れるようにする。それが次に会うための何よりの信頼になる。
シングルマザーにとって、身の回りの人に知られずに会えるかどうかは、とても大きな問題です。待ち合わせの場所や連絡の取り方で気をつけたいことは、主婦・人妻との出会いの記事にも共通するところが多くあります。
子どもが中高生になると、母親のスマートフォンの画面を子どもが目にすることも増えます。通知の文面がそのまま画面に出る設定だと、何気ないメッセージでも子どもに見られてしまうかもしれません。相手から「通知は切っている」「連絡はこの時間だけ」と言われたら、その決まりを守ることが大切です。こちらから送るメッセージも、画面に出たときに困らない書き方を心がけましょう。相手の家庭を守ることは、二人の関係を長く続けることにもつながります。
シングルマザーと知り合った人の声(よくある声の再構成)
埼玉県・川口市/40代・会社員★★★★★
相手は中学生の子がいる40代の看護師。夜勤明けにしか返事が来ないことも多かったが、急かさずに待っていたら、平日の昼に会う約束をしてくれた。
愛知県・岡崎市/40代・自営業★★★★★
子どもが高校生になって、夜に少し出られるようになったと言っていた。21時には帰ると先に決めて会うようにしたら、毎回落ち着いて話せた。
大阪府・堺市/30代・会社員★★★★★
相手が子どもの話をしたときは、相づちだけにして深く聞かなかった。あとで「そこを聞いてこないのが楽だった」と言われた。
福岡県・久留米市/30代・公務員★★★★★
相手は実家で親と暮らしていて、夜に出ると理由を聞かれるらしい。平日休みの昼に、子どもが学校にいる時間だけ会うことにした。
神奈川県・相模原市/40代・会社員★★★★★
当日の朝、子どもが熱を出して会えなくなった。気にしないでと返したら、翌週に相手のほうから時間を作ってくれた。
北海道・旭川市/40代・会社員★★★★★
相手も同じ40代で、子育てと仕事の話で盛り上がった。お互い無理をしない関係でいようと最初に話したのがよかった。
どこで知り合うか
シングルマザーが出会いの場に使う時間は、子どもが寝たあとや、仕事の休憩中のわずかな時間です。職場や子どもの学校の関係で知り合うと、周りに知られる心配がつきまといます。そのため、身の回りの人と関係のない場で、自分の空いた時間にやりとりできる出会い系サイトやアプリを選ぶ人は少なくありません。
出会い系サイトは、インターネット異性紹介事業として届け出たうえで、利用者が18歳以上であることを年齢確認で確かめる決まりになっています。登録している相手が成人であることが前提になっているので、相手の年齢に気をもむ必要はありません。プロフィールに「平日昼」「子育て中」と書いている女性もいるので、会える時間帯が自分と合うかどうかを、やりとりを始める前にある程度見当をつけられます。
出会い系サイトなら、プロフィールやメッセージで、会える時間帯や求める関係を先に確かめてから会うかどうかを決められます。新規登録で1,300円分(130PT)が無料でもらえるサービスなら、メッセージは1通30PTなので、まずは数通、時間の合いそうな相手とやりとりしてみることができます。女性の本音がどこにあるのかは、女性がセフレを求める心理の記事も参考になります。
会う前に、自分に確かめておきたいこと
- 相手の会える時間に、自分の予定を合わせられるか
- 当日に会えなくなっても、責めずに待てるか
- 子どもと家庭のことに、踏み込まずにいられるか
- 相手の生活圏や身元を、詮索せずにいられるか
- 約束した帰りの時間を、毎回守れるか
シングルマザーの多くは、30代後半から40代の、離婚を経て仕事と子育てを続けてきた女性です。そして半分以上は、いちばん下の子どもがすでに中高生以上になっています。小さな子どもを抱えて身動きが取れない人ばかり、という思い込みを外し、相手の暮らしの形を言葉から読み取って、その人の時間に合わせる。それができる男性が、気楽に会える相手として選ばれます。年上の女性との出会いについては、熟女との出会いの記事にもまとめています。
※本記事は18歳以上の成人を対象にしています。母子世帯の数・母親の年齢・配偶関係・子どもの年齢と人数は総務省統計局「令和7年国勢調査 人口等基本集計」(2026年9月29日公表・確定値、第40-1表)、母親の就業の状況は厚生労働省「令和3年度 全国ひとり親世帯等調査」にもとづき、2026年10月4日に確認したものです。


