出会い系を使ってみたいけれど、結局いくらかかるのか分からなくて怖い。そう感じる人の多くは、料金の「仕組み」を知らないまま、口コミの「高かった」「安く済んだ」という声だけを見ています。料金の不安は、仕組みを知り、どこを見れば確かめられるかを知れば、ほとんど消えます。
この記事では、出会い系で使われるポイント制の仕組みを分解したうえで、セフレポがこれまで40本以上のレビューで各サービスの特定商取引法の表記を読んできた中で分かった「料金で差がつくところ」をまとめます。最後に、消費者庁が示している特定商取引法の表示事項をもとに、登録前に料金を確かめるチェックリストを載せています。
- ポイント制と月額制、二つの料金の形
- ポイント制で、何にポイントを使うのか
- サービスによって、ここが違う
- 会えるまでに、どれくらいのポイントを見ておくか
- 無料ポイントを、どの順番で使うか
- ポイントのまとまりは、小さく買う
- 後払いと、カードの明細
- 月額制のアプリで、気をつけること
- 予算の上限を、先に決めておく
- 「無料」の表示に、振り回されない
- 退会すると、ポイントはどうなるか
- 口コミの「高かった」を、どう読むか
- 会ってからかかるお金も、考えに入れておく
- ポイントの期限は、買うたびに別々に数える
- 家族に知られたくない人の、支払いの選び方
- 料金で損をする人の、よくある流れ
- 料金は、特定商取引法の表記で確かめられる
- 登録前に確かめるチェックリスト
- 表記が見つからないサービスは避ける
- 料金で困ったときの相談先
- 料金を気にせず使えた人の声
ポイント制と月額制、二つの料金の形
出会いのサービスの料金は、大きく分けて二つの形があります。
| ポイント制 | 月額制 | |
|---|---|---|
| 払い方 | ポイントを買い、メッセージを送るなどの操作ごとに使う | 毎月決まった額を払い、期間中は送り放題になるものが多い |
| 多いサービス | 出会い系サイト、LINE登録型のサービス | 恋活・婚活向けのマッチングアプリ |
| 向いている人 | 使う量が少ない人、使いたい時期が決まっている人 | 毎日のように使う人 |
| 気をつけること | 送るほど減る。ポイントに期限がある | 使わない月も払う。自動で更新される |
ポイント制は、使った分だけ払う仕組みです。だから、無駄に送らなければ安く済みます。反対に、何も考えずに送り続けると、思った以上に減っていきます。月額制は払う額が先に決まる安心感がある一方、アプリの中で払った場合はスマホのストアの定期購入として自動で更新されるので、やめるときはストア側の解約も必要です。
ポイント制で、何にポイントを使うのか
ポイント制のサービスでは、主に次のような操作でポイントを使います。無料でできることと、ポイントがかかることを分けて覚えておくと、使い方の見当がつきます。
- 無料のことが多い:会員登録、プロフィールの作成や閲覧、届いたメッセージを読む
- ポイントがかかることが多い:メッセージを送る、画像を送る、画像を開く、掲示板に書き込む
「読むのは無料、送るのは有料」という形が一番多い組み立てです。セフレポが扱うスグラブやリピアイも、メッセージ1通=30PT、新規登録で1,300円分(130PT)が無料という形です。無料分だけで、メッセージを4通ほど送れる計算になります。
サービスによって、ここが違う
ポイント制という仕組みは同じでも、細かい条件はサービスごとにかなり違います。セフレポが特定商取引法の表記や利用規約を読んで確かめたLINE登録型のサービスを例に、差がつくところを並べます。
| 差がつくところ | レビューで見つかった例 |
|---|---|
| メッセージ1通の単位 | ロマンスは25ポイント、ペアリングは30ポイント |
| 課金の前と後で変わる料金 | ポケラブは課金前35ポイント・課金後30ポイント。課金前は画像を開くのにも35ポイントかかり、連絡先の交換は不可 |
| 料金表が二つある | 恋パラも料金表が二つあり、連絡先の交換に条件がある |
| ポイントの期限 | LINE登録型では購入から180日(6か月)とするサービスが多い |
| 返金 | 読んだサービスはどれも、購入後の返金には応じないとしていた |
| カード払いの通貨 | 一部のカード決済が米ドル建てになり、請求額が最大1割ほど変わる場合があると書くサービスがある |
| 後払い | ペイディの後払いに対応するサービスと、後払いなしのサービスがある。後払いは支払い方法によって月1回の手数料がかかる |
この表から分かるのは、「メッセージ1通いくつ」という単位だけを比べても、本当の使いやすさは分からないということです。課金前は割高になる、期限が短い、返金がない、といった条件が重なると、同じ単位でも実際に使えるポイントは変わってきます。
会えるまでに、どれくらいのポイントを見ておくか
ポイントの必要量は、相手とのやり取りの回数で決まります。ここでは、メッセージ1通=30PTの場合で考えます。
一人と会うまでのやり取り
初めての相手と会う約束をするまでには、少なくとも数往復のやり取りが必要です。挨拶、自己紹介、共通の話題、会う日と場所の相談と進めると、こちらから送るメッセージは10通前後になることが多いでしょう。10通なら300PTです。無料の130PTを使い切ったら、そこから先は買い足すことになります。
相手を探す段階のやり取り
実際には、最初に声をかけた相手と必ず会えるわけではありません。何人かに声をかけ、返事が来た相手とやり取りを続けることになります。最初の一通を何人に送るかで、必要なポイントは大きく変わります。声をかける相手を、プロフィールをよく読んで絞るだけで、使うポイントは大きく減らせます。住んでいる地域や会える時間が合わない相手に送っても、会うところまでは進みにくいからです。
ポイントを無駄にしない送り方
ポイントを一番無駄にするのは、短い文を何通にも分けて送ることです。一通の中に、相手への質問と自分の話を一緒に入れれば、同じやり取りを少ない通数で済ませられます。相手の返事が短く、こちらの質問ばかりが続くときは、その相手とは無理に続けないという判断も大切です。
無料ポイントを、どの順番で使うか
新規登録でもらえる無料ポイントは、使い方の練習にちょうどいい量です。130PTなら、メッセージを4通送れる計算です。ここで大切なのは、いきなり何人にも一通ずつ送って使い切らないことです。
おすすめの順番は、まずプロフィールをしっかり作り、無料で見られる相手のプロフィールをじっくり読むことです。そのうえで、共通点が多い相手を一人か二人に絞り、最初の一通を丁寧に書きます。返事が来たら、その相手とのやり取りに残りのポイントを使います。こうすると、無料分だけで相手の反応や、サービスの雰囲気をつかむことができます。
ポイントのまとまりは、小さく買う
ポイントは、いくつかの大きさのまとまりで売られています。レビューで読んだあるサービスでは、100ポイントから10,000ポイントまで7段階のまとまりがありました。大きなまとまりほどお得に見える作りのサービスもありますが、期限が180日ほどと決まっている以上、使い切れなければ消えてしまいます。
最初は一番小さいまとまりを買い、自分が一か月にどれくらい送るのかを確かめてから、次の大きさを決めるのが安全です。メッセージ1通が30PTなら、1,000ポイントで33通送れます。半年の間に33通以上送る見込みがあるかどうかを考えると、無理のない大きさが見えてきます。
後払いと、カードの明細
後払いの仕組み
ペイディのような後払いに対応するサービスでは、月末までに使った分をまとめて、翌月に請求が届く形が一般的です。支払い方法によっては、月に一回、手数料がかかります。使いすぎに気づきにくい払い方でもあるので、後払いを選ぶなら、買った日と量をメモしておくことをおすすめします。
明細に出る名前
カードで払った場合、明細に出る名前がサービスの名前ではなく、決済を代行する会社の名前になることがあります。レビューで読んだサービスの中には、香港やロンドンの会社を決済代行として載せているものもありました。明細を見て心当たりのない名前だと慌てないよう、特定商取引法の表記で決済代行の名前を確かめておくと安心です。家族と明細を共有している人は、この点も気にしておきましょう。
月額制のアプリで、気をつけること
月額制のマッチングアプリは、アプリの中から払うと、スマホのストアの定期購入として自動で更新されます。アプリを消したり、アプリの中で退会したりしても、ストアの定期購入を止めなければ、次の期間の料金が請求され続けることがあります。やめるときは、アプリの退会とストアの定期購入の解約を、両方とも行ってください。期間が終わる前に解約しておかないと、次の期間分が請求されることにも注意が必要です。
予算の上限を、先に決めておく
料金で後悔しないために一番効くのは、使い始める前に「一か月にここまで」という上限を決めておくことです。上限は、ポイントの数で決めると管理しやすくなります。たとえば「一か月に300PTまで」と決めれば、メッセージは10通までと分かります。上限に達したら、その月はそれ以上買わない。それだけで、使いすぎはほぼ防げます。
上限を決めておくと、やり取りの相手を選ぶ目も変わります。限られた通数を、返事をくれる相手、会う話が進む相手に使うようになるからです。結果として、同じポイントで会える確率も上がります。
「無料」の表示に、振り回されない
広告やトップページで「完全無料」「今なら無料」と大きく書かれていても、実際にはメッセージの送信にポイントがかかる、という作りのサービスは少なくありません。無料でできるのが登録とプロフィールを見ることだけなら、それは「始めるのが無料」なだけです。どこから料金がかかるのかは、宣伝の文句ではなく、特定商取引法の表記の料金表で確かめましょう。
退会すると、ポイントはどうなるか
見落とされがちなのが、退会したときのポイントの扱いです。セフレポがレビューで規約を読んだサービスは、どれも退会すると残っているポイントはすべて消え、返金もしないと定めていました。使い切っていないポイントがあるうちに退会すると、その分はまるごと失われます。
LINE登録型のサービスでは、退会をアプリの画面ではなくメールで申し出る形が多く、中にはマイページに書かれた番号を添えるよう求めるところもあります。LINEでブロックしただけでは、一定期間は会員のままになる条文を持つサービスもあります。やめるときは、残りのポイントを確かめたうえで、規約の手順どおりに申し出るのが確実です。
口コミの「高かった」を、どう読むか
料金についての口コミは、書いた人の使い方で大きく変わります。「数日で大量に使った」という口コミは、何人にも一斉に送ったり、返事の短い相手と長く続けたりした結果であることが少なくありません。反対に「無料分だけで会えた」という口コミは、相手を絞って丁寧に送った人の声であることが多いものです。
口コミの金額や感想をそのまま自分に当てはめるのではなく、その人がどんな使い方をしたのかを読み取るようにしましょう。料金そのものは特定商取引法の表記で確かめ、口コミは使い方のヒントとして読む、という使い分けが役に立ちます。
会ってからかかるお金も、考えに入れておく
出会い系の料金はポイントの話だけではありません。実際に会えば、食事やお茶の代金、移動の交通費がかかります。ポイントに予算を使い切ってしまうと、肝心の会う日に余裕がなくなります。月の予算を決めるときは、ポイントに使う分と、会う日に使う分を分けて考えておくと安心です。最初に会う店は、相手にも自分にも負担にならない、気軽な店を選ぶのが基本です。
ポイントの期限は、買うたびに別々に数える
ポイントの有効期限は、多くのサービスで「購入した日から」数えます。レビューで読んだ規約には、ポイントの期限は買ったポイントごとに別々に数え、どんな理由でも延長しない、とはっきり書いているものがありました。つまり、最初に買ったポイントが残っている状態で新しく買い足しても、古いポイントの期限は延びません。
買い足すときは、手元に残っているポイントの期限を確かめてからにしましょう。期限の近いポイントがあるなら、まずそれを使い切ることを考えます。どのポイントから先に使われるかはサービスによって違うので、分からなければ運営に問い合わせておくと確実です。
家族に知られたくない人の、支払いの選び方
既婚の人や、家族と暮らしている人にとっては、料金の額より、支払いの記録から知られることの方が心配かもしれません。カードの明細、後払いの請求書のメールやショートメッセージ、コンビニで払った控えなど、支払いの記録はいくつもの形で残ります。どの支払い方法を選ぶにしても、請求の知らせがどこに届くのかを先に確かめておくことが大切です。支払いの面も含めた身バレの防ぎ方は、身バレ対策の記事で経路ごとにまとめています。
料金で損をする人の、よくある流れ
料金の口コミで「高かった」と書く人には、共通する流れがあります。
- 大きなポイントのまとまりを最初に買い、期限までに使い切れずに消えた。
- 課金前は割高になる料金表を知らずに、画像を次々と開いた。
- 返事の短い相手とのやり取りを、期待して長く続けた。
- 会う前にお金の話を持ち出す相手や、別のサイトへ誘う相手に付き合い続けた。
- 退会すればポイントが戻ると思い込んでいた。
どれも、料金表と規約を一度読んでいれば防げたことです。サクラや業者に付き合ってポイントを減らさないための見分け方は、サクラ・業者の見分け方にまとめています。
料金は、特定商取引法の表記で確かめられる
出会いのサービスのような通信販売では、料金などの条件を広告に表示することが、法律で決まっています。
通信販売の広告には、販売価格(役務の対価)、代金の支払時期と方法、役務の提供時期、申込みの撤回や解除に関する事項、事業者の名称・住所・電話番号、法人の場合は代表者か業務の責任者の氏名、販売価格以外に購入者が負担する金銭があればその内容と額、などを表示する必要がある(法第11条)。
出会いのサービスでは、この内容が「特定商取引法に基づく表記」というページにまとめられていることがほとんどです。多くはサイトの一番下にリンクがあります。料金の不安は、このページを一度読むだけで、ほとんど解消できます。料金表が長くて読みにくいときは、下のチェックリストの項目だけを拾い読みするのでも十分です。スマホで見る場合も、画面の一番下までスクロールすれば見つかることがほとんどです。
登録前に確かめるチェックリスト
特定商取引法の表記と利用規約で、次の項目を確かめてから登録しましょう。一つでも見当たらない、書き方があいまい、という場合は慎重に考えてください。
- メッセージ1通、画像1枚など、操作ごとのポイントの単位が書かれているか
- 課金の前と後で料金が変わるか。変わるなら、どこが違うか
- ポイントの有効期限は何日か。期限はポイントを買うたびに別々に数えるか
- 支払い方法と、支払いの時期(前払いか、後払いか)
- カード払いが外国の通貨になる場合があるか
- 返金や退会の条件。退会すると残りのポイントはどうなるか
- 運営会社の名前、所在地、電話番号、責任者の名前
このチェックリストで確かめた結果をサービスごとに並べたものが、セフレポの各サービスのレビューです。種類ごとに整理した一覧は出会い系サイト・アプリの口コミ・評判まとめから探せます。
表記が見つからないサービスは避ける
特定商取引法の表記は、有料のサービスを提供する事業者にとって、載せるのが当たり前のページです。料金表や運営会社の情報がどこにも見当たらない、リンクが切れている、書かれている内容があいまい、というサービスは、料金の面でも安心して使うことはできません。宣伝の文句がどれだけ魅力的でも、表記が確かめられないサービスは、登録する前に見送る判断をしてかまいません。
料金で困ったときの相談先
身に覚えのない請求が届いた、退会したのに請求が続く、といったときは、まず運営にメールで問い合わせ、やり取りを保存しておきます。それでも解決しない場合は、消費生活センターに相談できます。電話番号の「188」は全国共通で、かけると住んでいる地域の相談窓口に案内してもらえます。相談するときは、特定商取引法の表記のページ、購入の記録、運営とのやり取りの三つがそろっていると話が早く進みます。
料金を気にせず使えた人の声
※以下は、ポイント制のサービスを使った人からよく聞かれる声を、傾向が伝わるように編集部で再構成したものです。特定の個人の投稿ではありません。
最初は無料分だけで使ってみて、会えそうな相手が見つかってから買い足した。一度に大きく買わなかったので、期限切れで損をすることもなかった。
一通の中に質問と自分の話をまとめて送るようにしたら、同じやり取りでも使うポイントがかなり減った。
登録前に料金表と規約を読んでおいたので、課金前は画像を開くのにもポイントがかかると分かっていた。知らなかったら無駄に使っていたと思う。
月に使うポイントの上限を先に決めてから使うようにした。上限があると、相手選びも慎重になって、結果的に会えるまでが早くなった。
やめるときに規約を読んだら、残ったポイントは消えると書いてあった。使い切ってから退会の連絡をしたので、無駄にせずに済んだ。
出会い系の料金は、仕組みを知らないと怖く感じますが、ポイントの単位、期限、返金の条件という三つを押さえれば、自分で予算をコントロールできます。まずは無料分で使い方をつかみ、必要な分だけ買い足す。それが、料金で後悔しない一番の近道です。


