相模原は、男性と女性の数がほとんど同じという、少し珍しい街です。令和7年国勢調査で、相模原市の人口性比、つまり女性100人に対する男性の数は99.1でした。全国では女性のほうが多く、たとえば大阪府の堺市は90.2、広島県の福山市は94.6です。相模原では、男性の数が女性にほぼ追いついています。
男女がほぼ同数というのは、出会いを探す男性にとって、楽な条件ではありません。同じ年代の中で相手を探す男性の数が、それだけ多いということだからです。この記事は、神奈川県の北の端にある人口72万人の政令指定都市で、大人の相手を探す男性に向けて、確定値の数字と三つの区の中心駅から、相模原という街の形を整理します。横浜の話は横浜の記事に、多摩の側から見た話は八王子の記事にあります。ここでは、相模原の中で暮らす人の側から見ていきます。
三つの区は、三つの駅を中心に回っている
相模原市は、緑区、中央区、南区の三つの区からなります。それぞれの区には、暮らしの中心になる駅があり、その駅から延びる路線が、住む人の出かける方向を決めています。
南区の中心は、小田急線の相模大野です。相模大野から新宿までは、乗り換えなしで37分ほど。小田急線で都心へ通う人が多く住み、駅の周りには商業施設や飲食店が集まっています。南区は人口281,887人で、三つの区でいちばん多い区です。
中央区の中心は、JR横浜線の相模原駅と淵野辺駅のあたりです。市役所があるのも中央区で、区の人口は270,915人。横浜線は、北へ向かえば八王子、南へ向かえば町田を経て新横浜や横浜へつながります。都心へ一本で出る路線ではないぶん、横浜線の沿線の街どうしで行き来する暮らし方になります。中央区の人と会うなら、横浜線のどの駅が相手にとって近いのかを、先に確かめておくと迷いません。
緑区の中心は、橋本です。橋本駅には、京王相模原線、JR横浜線、JR相模線の三つが乗り入れています。京王線で新宿までは、乗り換えを含めて40分から50分ほど。そして今、橋本駅の前では、リニア中央新幹線の「神奈川県駅(仮称)」の工事が進んでいます。地下30メートルほどの深さに、2面4線のホームを持つ駅が造られている最中です。
相手の「最寄り」を聞けば、出かける方向が分かる
相模原の人と知り合ったら、まず使っている駅を聞くことです。相模大野なら小田急線で新宿や町田の方向へ、相模原や淵野辺なら横浜線で町田や八王子の方向へ、橋本なら京王線で多摩や新宿の方向へ出かける人だと見当がつきます。同じ相模原市に住んでいても、ふだん出かける先はまったく違います。「相模原で会おう」と言っても、相手にとっての相模原の中心は、区によって違う駅です。
72万人のうち、人が増えたのは南区だけ
令和7年国勢調査で、相模原市の人口は718,908人でした。5年前の725,489人から6,581人、0.91%の減少です。三つの区のうち人口が増えたのは南区だけで、281,411人から281,887人へ、476人増えました。中央区は1.08%、緑区は2.41%減っています。
一方で、世帯の数は、市全体で344,595世帯と、5年前より11,826世帯、3.55%増えています。どの区でも世帯は増えていて、南区は3.79%、中央区は3.46%、緑区も3.29%の増加でした。人が減っても世帯が増えるのは、一人や二人で暮らす世帯が増えているためです。
一人暮らしの世帯の割合は、市全体で43.1%でした。区別では、南区が44.9%で最も高く、中央区が43.0%、緑区が39.9%です。神奈川県全体の41.7%、横浜市の42.1%より少し高く、川崎市の46.9%よりは低い。相模大野を中心にした南区は、三つの区の中で、一人で暮らす人がいちばん多く集まる区だと言えます。
区ごとの年齢の違い
年齢の形も、区によって違います。平均年齢は中央区が47.8歳、南区が48.0歳、緑区が49.5歳。65歳以上の割合は、中央区が25.6%、南区が25.8%、緑区が29.3%でした。市全体では48.3歳と26.5%で、神奈川県全体の47.7歳と25.6%と比べると、相模原は県の平均よりわずかに年齢が高い街です。20代の人口は、南区が30,696人、中央区が28,834人、緑区が16,744人。若い世代は、横浜線と小田急線の沿線の二つの区に集まっています。
中央区の淵野辺には大学のキャンパスがあり、横浜線の沿線には学生が住む地域もあります。20代の人口が中央区で多いのは、そうした事情も関わっていると考えられます。学生の多い時間帯や季節は、駅の周りの人の流れも変わります。
緑区の西側は、山の町
相模原市の地図を見ると、緑区は市の面積の大部分を占めています。橋本の住宅地から西へ進むと、2006年と2007年に市に加わった旧津久井町、旧相模湖町、旧藤野町、旧城山町の地域が広がり、相模湖や丹沢の山々に至ります。国勢調査は、合併前の町ごとの数字も出しています。
旧相模湖町は人口7,117人、平均年齢57.9歳、65歳以上が43.2%。旧藤野町は7,753人、平均年齢57.4歳、65歳以上が44.5%です。旧津久井町も22,230人で平均年齢55.6歳、65歳以上が41.0%でした。どの町も、5年で7%から8%台の減少です。一方、橋本に近い旧城山町は22,817人、平均年齢50.2歳と、ほかの三つの町より若くなっています。
同じ相模原市でも、相模大野の駅前と、相模湖のほとりでは、暮らしの形がまるで違います。緑区に住む相手と知り合ったら、橋本の近くなのか、津久井や相模湖の側なのかで、会うまでの道のりも、使う手段も変わります。山の側に住む人は、車で動くことが前提になるでしょう。
相模湖や藤野のあたりは、週末になると行楽で訪れる人も多い地域です。地元の人にとっては、休日ほど人の目が増える場所でもあります。緑区の西側に住む相手と会うなら、休日の昼に地元で会うより、平日の夕方に橋本まで出てきてもらうほうが、相手の気持ちの負担は小さいかもしれません。どちらがいいかは、思い込まずに相手に聞いて決めるのが、いちばん確かです。
南へ出れば、大和と座間
相模原の南には、大和市と座間市が続いています。大和市の人口は246,152人で、5年で6,983人、2.92%増えました。世帯の数は6.75%増と、この一帯でとくに大きな伸びです。座間市は131,882人で、0.33%の減少にとどまっています。相模原市の0.91%減と比べると、南隣の市のほうが人が集まっている、という形が見えます。
相模大野から小田急線で南へ下ると、大和市の中央林間や南林間の駅があります。南区の人にとって、大和は日常の行き来の範囲です。また、橋本から南へ延びるJR相模線は、緑区から海老名を経て茅ヶ崎まで、相模川に沿って走っています。相模線の沿線に住む人なら、相模原の中心より、海老名の側へ出かけることも多いでしょう。相模原で知り合った相手の住まいが、大和や座間、海老名だったとしても、珍しいことではありません。
こうした周りの市まで含めて考えると、相模原は、町田、八王子、大和、座間、海老名といった街に囲まれた、大きな生活圏の一部です。市の境で相手を探す範囲を切るより、相手が使う路線で範囲を考えるほうが、実際の行き来に合っています。
若い世代は、男性がわずかに多い
相模原市の20〜39歳は、男性が77,991人、女性が74,214人で、男性のほうが3,777人多くなっています。未婚に限ると、男性45,167人に対して女性40,114人で、差は5,053人に広がります。人口性比が99.1と男女がほぼ同数の街でも、若い独身の層では男性のほうが多い、という形です。
区ごとに見ると、20〜39歳の未婚の女性は、南区が16,481人、中央区が15,022人、緑区が8,611人でした。若い独身の女性に出会いやすいのは南区と中央区で、緑区はその半分ほどです。同じ年代の未婚の男性は、南区が17,487人、中央区が17,339人、緑区が10,341人。どの区でも、未婚の男性が女性を上回っています。
この差を前提にすると、相模原の中だけで同年代の相手を探すのは、それなりに競争の多い探し方になります。相手の住まいの範囲を、隣の町田や、八王子、座間や大和まで広げて考えることで、出会える相手の数は変わります。
30代の女性の結婚の割合も見ておきます。相模原市で配偶者のいる女性は、30〜34歳で9,925人、35〜39歳で11,927人でした。同じ年代の女性に占める割合は、30代前半が54.8%、30代後半が65.7%で、全国の55.2%と64.9%とほぼ同じ水準です。30代の女性のうち、30代前半では半分近く、30代後半では3人に1人ほどが独りでいる計算になります。
40代・50代では、離婚した女性が男性の倍近く
年代が上がると、構図は入れ替わります。相模原市の40〜59歳で離婚して独りでいる人は、男性4,523人に対して女性8,145人。女性のほうが3,600人あまり多く、男性の1.8倍です。区ごとに見ると、40〜59歳の離別の女性は中央区が3,329人、南区が2,990人、緑区が1,826人でした。
40〜59歳で配偶者のいる女性は、市全体で68,634人です。同じ年代の女性99,016人のうち、7割ほどが結婚しています。年上や同年代の落ち着いた相手を探すなら、結婚を経て一人になった女性という層を思い浮かべておくと、相手の暮らしが想像しやすくなります。
電車で会う人と、車で会う人が混ざる街
自動車検査登録情報協会の集計では、令和7年3月末の自家用乗用車の数は、神奈川県で1世帯あたり0.664台でした。東京都、大阪府に次いで全国で3番目に少ない数字です。県全体では、車を持たずに電車で暮らす世帯が多い県だと言えます。
ただ、相模原の中には、この平均があてはまらない場所があります。相模大野や橋本の駅の近くに住む人なら電車で十分に暮らせますが、緑区の津久井や相模湖、藤野の側では、鉄道の駅から離れた集落も多く、暮らしの足は車になります。同じ市の中に、電車の暮らしと車の暮らしが並んでいるのが相模原です。
会う約束をするとき、この違いは帰りの手段にそのまま響きます。電車で来る相手なら、終電の時刻を先に確かめておけば足ります。車で来る相手なら、どこに停めるか、お酒を飲むかどうかを先に決めておく必要があります。山の側から車で出てくる相手には、橋本の駅の周りのように、駐車場を見つけやすく、国道から入りやすい場所を提案すると喜ばれます。
仕事帰りに会うなら、帰る方向の途中の駅で
平日の夜に会うなら、相手が仕事帰りに通る駅を選ぶのが、いちばん負担の少ない方法です。都心で働いて小田急線で帰る人なら、相模大野か町田。横浜方面で働いて横浜線で帰る人なら、町田か橋本。京王線で帰る人なら、橋本。相手の帰り道の途中で降りてもらう形にすれば、遠回りをさせずに済みます。
反対に、自分の都合のいい駅に相手を呼び出す形は、平日の夜には続きません。最初の一回は相手の帰り道に合わせ、二回目以降に、互いに行きやすい場所を一緒に決めていく。そのほうが、仕事を持つ大人どうしの関係は長く続きます。
隣にある、もう一つの大きな街:町田
相模原の人の暮らしを語るとき、外せないのが町田です。町田市は東京都の市ですが、相模原市の南区・中央区と境を接し、人口は420,385人。小田急線とJR横浜線が交わる町田駅の周りは、この一帯でいちばん大きな繁華街として知られています。相模原に住む人が、買い物や食事、夜の外出で町田へ出ることは、ごく日常的なことです。
町田市の一人暮らしの世帯は42.5%で、平均年齢は49.7歳。相模原市の48.3歳より少し高い数字です。相模原と町田は、都県の境をまたいだ一つの生活圏だと考えるほうが実態に近いでしょう。相模原で知り合った相手と、待ち合わせは町田で、という流れはよくあることです。
町田市の20〜39歳の人口は69,409人で、20代だけでも35,945人います。相模原市の20〜39歳152,205人と合わせると、二つの市だけで22万人を超える若い世代が、横浜線と小田急線でつながった範囲に住んでいる計算です。相模原の中だけで探して相手が見つからないと感じたら、町田まで範囲を広げるだけで、出会える相手の数は大きく変わります。
都県の境をまたぐ相手と会うときに
町田や八王子に住む相手と会うとき、気をつけたいのは、相手にとっての「近さ」がこちらと同じとは限らないことです。相模大野から町田へは小田急線で隣の駅ですが、八王子の側から町田へ出るには横浜線で少し時間がかかります。緑区の橋本から八王子へは横浜線で乗り換えなしに行けても、南区の相模大野から八王子へは乗り換えが必要です。
地図の上で近く見える街どうしでも、使う路線によって行き来のしやすさは大きく変わります。相手の住まいの市の名前だけで判断せず、使っている駅と路線を聞いてから、どちらにとっても乗り換えの少ない駅を選ぶ。都県の境をまたぐ相手ほど、この一手間が効いてきます。
会う場所は、相模大野、町田、橋本のどれか
相模原で人と会うとき、候補になる場所は大きく三つです。南区の人なら相模大野、横浜線の沿線の人なら町田、緑区の人なら橋本。どこも駅の周りに飲食店や商業施設が集まっていて、待ち合わせから食事までを駅の近くで済ませられます。
相模大野は、駅に直結した商業施設があり、小田急線で来る相手には分かりやすい場所です。町田は店の数が多く、相手の好みに合わせて選びやすい反面、人が多く、知り合いに会う可能性も高くなります。橋本は、駅の周りに商業施設が集まっていて、京王線や横浜線、相模線のどの方向から来る相手とも合わせやすい場所です。
人目を気にする相手なら、自分の住む区の中心駅を避けるのが基本です。南区の人と会うなら橋本、緑区の人と会うなら相模大野、というように、相手の生活圏から一つずらした駅を提案すると、相手は気が楽になります。都心まで出ることもできますが、相模大野から新宿まで37分、橋本から新宿まで40分以上かかるので、帰りの時間まで含めて考えると、毎回はおすすめできません。
最寄り駅と区を聞いてから、会う駅を一つずらして決める
相模原では、相手が相模大野、相模原・淵野辺、橋本のどの駅を使っているかで、会いやすい場所が変わります。最初の数通で最寄りと住んでいる区を聞いておけば、相手の生活圏を避けた駅を提案できます。セフレポが紹介しているリピアイとスグラブは、入口がLINEの友だち追加で、利用を始める前には身分証を使った年齢確認が求められます。相手のプロフィールの閲覧と、届いた文章を読むことにはポイントを使わず、送るときに1通30PT。新規登録の130PTで、最寄りと区を確かめる最初のやりとりができます。
リニアの工事が続く街で
相模原は、男女がほぼ同数で、若い独身では男性がやや多く、40代・50代では離婚を経た女性が多い街です。人口はわずかに減っていますが、世帯は増え続け、一人で暮らす人の割合は県の平均を上回っています。三つの区はそれぞれ別の駅を中心に回り、隣には東京都の町田という大きな街がある。相手が「相模原に住んでいる」と言ったときに、それがどの駅の相模原なのかを聞けるかどうかで、会うまでの段取りは大きく変わります。
橋本の駅前では、リニアの新しい駅の工事が続いています。開業すれば都心との距離はさらに縮まり、街の形も変わっていくでしょう。それでも、相手の暮らしの中心がどの駅にあるかを先に知ることの大切さは、変わらないはずです。
相模原で相手を探すなら、三つのことを頭に置いておけば足ります。男女がほぼ同数で、若い独身では男性が多いので、範囲を町田や大和、八王子まで広げて考えること。三つの区はそれぞれ別の駅を中心に回っているので、相手の最寄りを聞いてから会う駅を決めること。そして、緑区の山の側から車で来る相手と、駅の近くから電車で来る相手では、帰りの段取りが違うこと。相模大野の駅前で会うか、橋本で会うか、町田まで出るか。その答えは、相手が毎日どの駅を使っているかの中にあります。
人口、世帯、年齢、配偶関係、一人暮らしの世帯の割合は、総務省統計局が2026年9月29日に確定値として公表した「令和7年国勢調査 人口等基本集計」の4つの表(人口と世帯、年齢、配偶関係、世帯の人数)から、相模原市と周辺の市の分を取り出して計算しました。旧津久井郡の四つの町の数字は、同じ表にある合併前(2000年時点)の町の区分の行を使いました。新宿までの所要時間は時刻表の目安、自家用乗用車の台数は自動車検査登録情報協会の集計(令和7年3月末)、リニア中央新幹線の駅の工事の状況は報道と神奈川県の発表によるもので、いずれも2026年10月9日に確認しました。本記事は18歳以上の成人を対象にしています。


