セックスフレンド(セフレ)とは?意味と恋人・割り切りとの違い、研究と統計で見る良い面・危ない面

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セックスフレンド、略して「セフレ」とは、恋人として付き合う約束はしていないけれど、体の関係を続けている相手のことです。辞書や百科事典でも、おおむね「恋愛関係にない、性的な関係だけの友人」という意味で説明されています。

ただ、言葉の意味が分かっても、その関係が実際にどんなもので、何が良くて何が危ないのかは、意味の説明だけでは見えてきません。この記事では、言葉の定義から一歩進んで、海外の研究をまとめた分析、2023年に変わった日本の刑法、国の感染症の統計という三つの材料から、セックスフレンドという関係を見ていきます。作り方の話は最後に短くまとめます。

※この記事は18歳以上の成人どうしの、お互いの合意にもとづく関係を前提にしています。

ひとことで言えば「約束のない、体の関係」

セックスフレンドを、ほかの関係と分けるいちばんの目印は「約束」です。恋人どうしは、付き合うと決めた時点で、ほかの人と関係を持たない、記念日を一緒に過ごす、将来の話をする、といった約束をそれとなく共有します。セックスフレンドには、それがありません。会うのは二人の都合が合ったときで、ほかに恋人がいても、相手に責める権利はない、というのが一般的な理解です。

もう一つの目印は「対等さ」です。どちらかがお金を払って関係を続ける場合は、セックスフレンドというより、愛人やパパ活に近い関係になります。セックスフレンドは、お互いが会いたいから会う、という対等な関係を指すのがふつうです。

そして三つ目が「続くかどうか」です。一度きりで終わる関係はワンナイト、条件を決めて割り切る関係は割り切りと呼ばれることが多く、セックスフレンドは、ある程度の期間、繰り返し会う関係を指します。

関係 付き合う約束 お金のやりとり 続く期間
恋人 ある ない 長く続くことを前提にする
セックスフレンド ない ない(対等) 繰り返し会う
愛人・パパ活 ないことが多い ある お金の条件しだい
割り切り ない あることもある 条件しだい・短いことが多い
ワンナイト ない ない 一度きり

もちろん、この線引きは人によって少しずつ違います。食事や映画にも一緒に行く「仲の良いセフレ」もいれば、会えば体の関係だけ、という人もいます。大事なのは言葉の定義より、二人のあいだで「どこまでが二人の関係か」を同じように理解しているかどうかです。割り切りとの違いは割り切り関係の記事で、一度きりの関係はワンナイトの記事で、それぞれ詳しく書いています。

38本の研究をまとめた分析が示したこと

セックスフレンドのような関係は、英語では「friends with benefits(特典つきの友達)」と呼ばれ、海外では心理学や公衆衛生の研究の対象になっています。2026年には、アメリカのテネシー大学のスペンサー・オルムステッド氏らが、これまでに発表された38本の研究をまとめて分析した論文を、学術誌『Archives of Sexual Behavior』に発表しました。日本でもGIGAZINEがその内容を紹介しています。

分析が示した良い面は、主に二つです。一つは、恋人どうしや一度きりの関係と比べても、性的な経験の幅が広がりやすいこと。もう一つは、恋人どうしの関係より、相手からの暴力や束縛が少ないことです。研究者は、決まった約束のない関係では、相手を支配し続けることが難しいからではないか、と説明しています。

一方で、悪い面も示されました。性の健康の面では、一度きりの関係と同じくらいリスクが高いこと。そして心の面では、恋人がいる人やひとりの人と比べて、不安や落ち込み、さみしさ、嫉妬、ストレスがわずかに多い傾向があることです。

ただし、研究者自身もいくつかの注意を添えています。心の不調が多いのは、セックスフレンドの関係が原因なのか、もともと不調を抱えた人がこうした関係を選びやすいのかは、この分析だけでは分かりません。また、もとになった研究の多くはアメリカの若い大学生を対象にしたもので、年齢の高い人や、ほかの国の人にそのまま当てはまるとは限らない、としています。

このように、たくさんの研究の結果をまとめて分析する方法は、一つひとつの研究の偏りをならして、全体としての傾向を見るために使われます。比べられたのは、セックスフレンドの関係にある人、恋人がいる人、決まった相手のいない人、一度きりの関係を持った人などです。一つの調査だけでは分からない、関係の型ごとの違いを、数多くの調査を重ねて確かめようとした分析だと言えます。

それでも、この分析は、セックスフレンドという関係を考えるうえで大事な手がかりになります。束縛の少なさは、この関係の良さそのものです。その一方で、体の健康と心の揺れには、恋人どうし以上に自分で気を配る必要がある、ということです。

日本の独身の人の数字から見た、この関係の位置

海外の研究とは別に、日本の独身の人がいまどんな交際をしているのかも、国の調査で確かめておきます。国立社会保障・人口問題研究所が2021年に行った第16回出生動向基本調査では、18歳から34歳の未婚の人のうち、恋人も友人としての異性もいない人が男性で72.2%、女性で64.2%にのぼりました。一方で、20代後半の未婚の人に限ると、性交経験のある人は男性63.6%、女性61.2%です。

恋人がいない人がこれだけ多く、それでも20代後半の6割は性の経験を持っている。この二つの数字を並べると、恋人という約束を結ばずに誰かと体の関係を持つ人も、一定数いると考えられます。ただし、調査はセックスフレンドがいるかどうかを直接尋ねてはいないので、その数までは分かりません。数字が示しているのは、「恋人がいない」ことと「誰とも関係がない」ことは同じではない、ということまでです。

同じ調査では、交際相手のいない未婚の人のうち、およそ半分が「とくに交際を望んでいない」と答えています。恋人をつくる気はないけれど、人との触れ合いがまったく要らないわけではない。セックスフレンドという関係は、そうした人たちのあいだで選ばれている形の一つなのかもしれません。調査のほかの数字は、ネットで出会う独身の人の数を調べた記事にまとめています。

「合意」の線は、2023年に法律で引き直された

セックスフレンドは、お互いの合意があって初めて成り立つ関係です。この「合意」について、日本では2023年に法律が大きく変わりました。

2023年7月13日に改正刑法が施行され、それまでの強制性交等罪などが、不同意性交等罪に改められました。暴行や脅迫がなくても、お酒や薬の影響、相手が断れない立場にあることなどにつけ込んで、同意のないまま性的な行為をすれば罪になる、という考え方がはっきり示されました。あわせて、性交に同意できる年齢は13歳から16歳に引き上げられています。

法務省の説明では、同意しない意思を持つことや、それを表すこと、最後まで貫くことが難しい状態にさせたり、そうした状態にあることを利用したりする原因として、八つの例が挙げられています。暴行や脅迫のほか、お酒や薬の影響、眠っているなど意識がはっきりしない状態、断るいとまを与えないこと、予想外の事態に驚いて体が固まってしまうこと、仕事やお金の上での立場を利用することなどです。セックスフレンドの関係で特に気をつけたいのは、お酒の影響と、相手が断りにくい立場にあることの二つでしょう。

同じ日には、性的な姿を本人の同意なく撮影することを罰する法律も施行されました。セックスフレンドの関係でも、相手の同意なく写真や動画を撮ること、撮ったものを人に見せたり送ったりすることは、許されることではありません。

セックスフレンドの関係では、毎回きちんと話し合ってから会う、という形にはなりにくいものです。だからこそ、相手がお酒に酔っているとき、迷っている様子があるとき、断りにくそうにしているときは、無理に進めないことが何より大切です。「前にもしたから今日も大丈夫」ではなく、その日の相手の気持ちを確かめる。それが、対等な関係を続けるための前提になります。そして、相手が18歳以上であることを確かめるのは、言うまでもありません。

体の関係を続けるなら、知っておきたい数字

先ほどの分析が示した性の健康のリスクは、日本の統計にもはっきり表れています。国立健康危機管理研究機構が公表している感染症の届出の集計によると、2025年に届け出られた梅毒は、四半期ごとの数を合わせて13,530件でした。前の年の2024年は1万4千件を超えていて、少し減ったとはいえ、2000年代に年に数百件だったころと比べると、今も非常に多い水準です。

2025年の届出のうち、女性が異性との性的な接触で感染したとされるものは、四半期ごとに949件、1,070件、958件、794件で、合わせて3,771件でした。妊娠中の感染から赤ちゃんにうつる先天梅毒も、2025年に39件届け出られています。梅毒は自分だけの問題ではなく、相手や、その先の家族にまで関わる病気だということです。

同じ集計を年代と性別で見ると、女性では20代前半の届出が特に多く、2025年の4月から6月だけでも488件ありました。男性は20代から50代まで、どの年代でも同じくらいの数の届出があります。梅毒は、初めのうちは痛みのない小さなしこりや発疹だけで、気づかないまま過ごしてしまうことも少なくない病気です。

決まった相手がいない、あるいは相手にもほかの相手がいるかもしれないセックスフレンドの関係では、こうした感染症のことを避けて通れません。コンドームを使うことに加えて、定期的に検査を受けることが、自分と相手の両方を守ることにつながります。保健所では、梅毒やHIVなどの検査を匿名で受けられる場合があります。住んでいる地域の保健所の案内を確かめてみてください。

HIVについても見ておきます。厚生労働省のエイズ動向委員会によると、2024年に新しく報告されたHIV感染者は662人、エイズ患者は332人で、合わせて994人でした。新しく報告された人のうち、3人に1人はエイズを発症してから初めて感染が分かった人です。感染に気づかないまま時間がたってしまう人が少なくないことを、この数字は示しています。2024年の報告のうち、異性間の性的接触によるものは16.0%でした。

検査を受けるときに知っておきたいのは、感染してすぐには、検査で分からない場合があることです。どの検査をいつ受ければよいかは病気によって違うので、心当たりのある日から数えて、いつ検査を受けるのがよいかを、保健所や医療機関に相談してください。一度だけでなく、関係が続くあいだは定期的に受けることが、自分と相手を守る近道です。

相手に検査の話を切り出すのは、気まずく感じるかもしれません。ただ、関係を続けるつもりがあるからこそ、お互いの体を大事にしたい、という伝え方なら、相手も受け止めやすいはずです。

始める前に、二人で話しておくこと

ここまでの研究や法律、統計の話を、実際の関係に置きかえると、始める前に話しておきたいことは次のようになります。全部を一度に話す必要はありませんが、早いうちに確かめておくほど、あとでこじれにくくなります。

  1. この関係で望んでいること:恋人になるつもりはあるのか、ないのか。食事や遊びにも一緒に行くのか、会うのは体の関係のときだけか。
  2. ほかの相手のこと:恋人や別の相手がいるか、いた場合に知らせてほしいか。
  3. 避妊と検査:コンドームを使うこと、検査をどのくらいの間隔で受けるか。
  4. 連絡と会う頻度:ふだんの連絡はどのくらいにするか、どのくらいの間隔で会うか。
  5. やめたくなったとき:どちらかが関係を終えたくなったら、どう伝えるか。写真や連絡先をどうするか。

堅苦しく感じるかもしれませんが、こうしたことを話せる相手かどうかは、そのまま、この関係を続けられる相手かどうかの目安になります。話をはぐらかす相手、こちらの気持ちを聞かずに進めようとする相手とは、無理に関係を続けない方が安全です。

続く関係と、こじれる関係の分かれ目

セックスフレンドの関係が長く続くかどうかは、始め方でほとんど決まります。続く関係に共通しているのは、最初に「この関係で何をして、何をしないか」を、二人が同じように分かっていることです。

会う頻度と連絡の量:毎日連絡を取り合いたい人と、会う日の前だけ連絡すればいい人とでは、すれ違いが起きます。どのくらいの間隔で会い、ふだんの連絡はどのくらいにするか、ゆるやかにでも合わせておくと、相手の期待を読み違えずに済みます。

ほかの相手との関係:セックスフレンドは、ほかに恋人や別の相手がいても責めないのが一般的ですが、それを「知らせてほしい」と思う人もいます。感染症のことを考えても、ほかに相手がいるかどうかは、話しておいた方がいいことの一つです。

気持ちが変わったとき:分析が示したとおり、この関係では嫉妬やさみしさが生まれやすいものです。どちらかが相手を好きになったり、反対に会うのがつらくなったりしたら、そのことを正直に話せるかどうかが分かれ目になります。気持ちが一方に傾いたまま関係を続けると、こじれやすくなります。

関係を長く続けるコツは長続きのコツの記事に、気持ちが変わって関係を終えたいときの考え方はセフレの終わらせ方の記事に、それぞれまとめています。女性の側から見たこの関係の本音は、女性の本音の記事も参考にしてください。

作り方は、大きく三つの道

セックスフレンドができるきっかけは、大きく分けて三つです。

もともとの知り合いから:友人や元恋人、職場の知り合いなど、すでに関係のある相手と、体の関係を持つようになる形です。相手の人柄が分かっている安心感がある反面、関係がこじれたときに、共通の友人や職場の人間関係まで巻き込んでしまう危うさがあります。

飲み会や夜の街で:その場で知り合って関係を持ち、そこから続いていく形です。ただ、お酒の入った場では、先ほど書いた合意の問題が起きやすいことを忘れてはいけません。

出会いのサービスで:最初から同じ目的の相手を探せるので、お互いの考えを確かめやすい形です。プロフィールやメッセージで、どんな関係を望んでいるかを先に伝えられるのが利点です。出会い系のサービスでは、メッセージ1通が30PT、新規登録で1,300円分(130PT)が無料、という料金の形が多く、まず無料の範囲でやりとりを試すことができます。最初のメッセージの送り方は、メッセージの誘い方の記事にまとめています。

どの道を選んでも、相手が18歳以上であること、お互いに同じ関係を望んでいることを確かめるのが出発点です。日本では、いわゆる出会い系サイト規制法によって、インターネットで異性を紹介する事業者は、利用者が18歳以上であることを確かめるよう義務づけられています。届出をして年齢確認を行っているサービスを選ぶことは、相手の年齢を確かめるうえでの一つの安心材料になります。ただし、それだけに頼らず、会う前のやりとりで違和感がないかを自分でも確かめるようにしましょう。

約束のない関係だからこそ、最初に言葉にしておく

恋人の約束をしない関係は、始める前に「何を求めているか」を伝え合えるかどうかで、その後がほとんど決まります。リピアイとスグラブは、LINEで友だちに追加してから身分証による年齢の確認を経て使うサービスで、相手のプロフィールや受け取った文章は無料で読め、自分から送るときに1回30PTを使います。登録すると130PT(1,300円分)が付くので、相手の考えを文章で確かめてから会うかどうかを決められます。

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この関係を選んだ人から聞かれる声(よくある声の再構成)

※以下は、セックスフレンドの関係を持った人から聞かれがちな声を、要点が伝わるよう編集部で組み立て直したものです。特定の個人の投稿ではありません。

束縛がないのが気楽だった

東京都・世田谷区/30代・会社員★★★★★

仕事が忙しくて恋人を作る余裕はなかった。会いたいときに会えて、それ以外の時間は自分の時間。この距離がちょうどよかった。

検査の話を最初にした

大阪府・大阪市北区/30代・看護師★★★★★

仕事柄、感染症のことは気になっていた。最初に検査の話をしたら、相手もすぐに分かってくれて、それから安心して会えている。

好きになって、正直に伝えた

愛知県・名古屋市中区/20代・事務職★★★★★

だんだん相手を好きになってしまい、黙っているのがつらくなった。正直に話したら、相手は関係を終わりにした。つらかったけど、言ってよかったと思う。

連絡の頻度を最初に決めた

福岡県・福岡市中央区/40代・自営業★★★★★

以前、毎日の連絡を求められて疲れたことがあった。今の相手とは、会う週だけ連絡しようと最初に決めて、長く続いている。

お酒の席では進めなかった

神奈川県・横浜市西区/30代・営業職★★★★★

相手がかなり酔っていた夜は、そのまま帰ることにした。後日あらためて会ったときに、その日のことを感謝された。

写真は撮らないと決めた

北海道・札幌市中央区/30代・美容師★★★★★

最初に、写真や動画は撮らないことにしようと相手と決めた。お互いに気をつかわずに済むし、終わったあとの心配もない。

ほかに相手がいると知らせ合った

京都府・京都市下京区/40代・会社員★★★★★

お互いほかにも相手がいることは分かっていた。だから検査は二人とも定期的に受けると決めた。隠しごとがない方が気が楽だった。

向いている人、向いていない人

最後に、ここまでの内容をもとに、セックスフレンドという関係が合いやすい人と、合いにくい人を整理しておきます。

合いやすい人 合いにくい人
今は恋人を作る余裕がない、作るつもりがない いずれは恋人になりたいと期待している
相手を束縛せず、自分も束縛されたくない 相手のほかの関係が気になってしまう
気持ちが変わったら、それを言葉にできる 不満や不安をため込みやすい
避妊や検査の話を、自分から切り出せる 体のことを相手まかせにしてしまう
その日の相手の気持ちを、毎回確かめられる 一度同意したら、次も同じだと考えてしまう

セックスフレンドは、約束がないぶん自由で、束縛の少ない関係です。その自由は、お互いの合意と、体と心への気配りがあって初めて成り立ちます。合わないと感じたら、無理にこの形を選ぶ必要はありません。恋人を探す、ひとりの時間を大事にするなど、ほかの選び方もあります。意味を知ったうえで、自分に合う関係かどうかを考えてから一歩を踏み出してください。

※本記事は18歳以上の成人を対象にしています。研究の内容はSpencer B. Olmsted氏らの論文(Archives of Sexual Behavior、2026年)とその紹介記事、刑法の改正内容は法務省の公表資料、HIVの報告数は厚生労働省エイズ動向委員会の公表、梅毒の届出数は国立健康危機管理研究機構「感染症発生動向調査で届け出られた梅毒の概要」(2025年第4四半期分)の四半期ごとの集計にもとづき、2026年10月2日に確認したものです。