LINE登録型の出会い7サービスの利用規約を比べたら、別会社なのに87〜97%同じ文面だった【2026年9月調査】

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LINEで友だち追加して始める出会いのサービスは、名前も運営会社もばらばらです。けれど、セフレポがこれまで一つずつレビューを書くために利用規約を読んでいく中で、何度も同じ文面に出会いました。別々の会社が運営しているはずのサービスで、条文の言い回しまでがそっくり同じなのです。

そこで2026年9月25日、これまでにレビューしたLINE登録型のサービスのうち、公式サイトで利用規約と特定商取引法に基づく表記を読むことができた7つについて、利用規約の文面を機械的に照らし合わせました。この記事は、その結果をまとめた調査の記録です。

調べて分かったこと・7つのサービスは、販売業者として7つの別々の会社が書かれているにもかかわらず、どの二つを比べても、利用規約の文の87〜97%がまったく同じだった。
・一番近い組み合わせでは、規約の文の97%が一致した。
・料金の単位や退会の手順、一部の禁止事項といった「細かいところ」だけが、サービスごとに少しずつ違っていた。
・比べた7つのうち6つが、LINEで友だちをブロックして1か月以上たつと退会扱いにする条文を持っていた。
調べ方:各サービスの公式サイトに載っている利用規約の全文を取り出し、句点(。)で文に区切った。サービス名や会社名が入る部分は同じ記号に置き換えたうえで、16文字以上の文について、二つのサービスで一字一句同じ文がいくつあるかを数えた。割合は、二つのうち文の少ない方の文数に対する一致した文の数。特定商取引法の表記からは、運営会社、所在地、届出の受理番号、料金表を書き写した。どれも2026年9月25日時点の表記で、その後に変わっている可能性がある。

比べた7つのサービス

比べたのは、次の7つです。どれもLINEの友だち追加を入口にする出会いのサービスで、セフレポで個別のレビューを書いています。

サービス 販売業者 所在地 異性紹介事業の受理番号
ペアリング エルフ合同会社 大阪市港区 62230013000
ロマンス 株式会社カノープス 沖縄県豊見城市 62220023000
Share(シェア) 合同会社エンカウント 大阪市中央区 62230011000
ポケラブ 株式会社ドリームウェブ 東京都豊島区 巣鴨22-032681
プラチナ 株式会社Riberta 三重県四日市市 55230001002
愛言葉 合同会社ラインワーク 大阪市中央区 62240007001
ダイレクトマッチ 株式会社ワイズ 大阪市西成区 62220021001

販売業者として書かれている会社名は、7つすべてで違っていました。所在地も、大阪市内の4か所のほか、沖縄県、東京都、三重県と分かれています。書類の上では、それぞれ別の会社が運営する別のサービスです。利用者の目から見ても、サービスの名前やトップページのデザインはまったく違い、同じ仕組みのサービスだと気づくことはまずありません。

利用規約の一致率|どの二つも87%以上

次の表は、二つのサービスを組み合わせたときに、利用規約の文がどれだけ一致したかを示したものです。数字は、一致した文の割合(%)です。色の濃いところは95%以上の組み合わせです。

ペアリング ロマンス シェア ポケラブ プラチナ 愛言葉 ダイレクト
マッチ
ペアリング - 95 97 88 92 97 94
ロマンス 95 - 95 87 97 95 95
シェア 97 95 - 88 92 97 94
ポケラブ 88 87 88 - 87 88 88
プラチナ 92 97 92 87 - 92 92
愛言葉 97 95 97 88 92 - 94
ダイレクトマッチ 94 95 94 88 92 94 -

規約はどれもおよそ60文前後で、そのうち52〜61文が、どの組み合わせでも一字一句同じでした。とくに、ペアリング・シェア・愛言葉の三つは、互いに97%が一致しています。ロマンスとプラチナの組み合わせも97%でした。一番低いポケラブでも、ほかのサービスと87〜88%が同じ文です。9割近くが同じ文面というのは、偶然の一致ではまず起こりえない水準です。

同じ文面の中身

一致していたのは、規約の骨組みにあたる部分ほぼすべてです。たとえば、次のような条文が、7つのサービスでそろって同じ言い回しになっていました。

  • 運営は、利用者に断りなく、いつでも規約を改定できる。
  • サービスの目的は「趣味や関心を同じくする個人が交流し、情報を交換すること」とする。
  • ポイントの有効期限は購入日から180日で、理由を問わず延長しない。
  • 購入したポイントの返金には応じない。退会するとポイントはすべて消える。
  • 利用者が得る情報について、正確性や確実性、実在性などを一切保証しない。
  • 年齢確認は身分証の画像で行い、確認前の自己紹介に会う場所や時間を書くと掲載を止めることがある。
  • 裁判になった場合の第一審は、東京簡易裁判所または東京地方裁判所とする。

運営会社の所在地が大阪や沖縄、三重であっても、裁判の管轄は東京と書かれている点まで同じでした。規約の文面を、どこか一つの元になる文書から写して使っていると考えるのが自然な一致の仕方です。

違っていたのは、料金と退会と一部の禁止事項

骨組みが同じでも、サービスごとに違う部分もありました。利用者にとって大事なのは、むしろこちらです。

サービス 文章メッセージの送信 個人を特定する行為の禁止 一部の決済を英国法で解釈 カードの米ドル建て決済 後払い
ペアリング 30ポイント あり あり あり あり
ロマンス 25ポイント なし なし 記載なし あり
シェア 31ポイント あり あり あり あり
ポケラブ 課金前35・課金後30ポイント あり なし あり なし
プラチナ 35ポイント なし なし 記載なし あり
愛言葉 25ポイント あり あり あり あり
ダイレクトマッチ 35ポイント あり なし 記載なし あり

料金の単位は25〜35ポイント

7つとも、特定商取引法の表記で、1ポイントあたりの値段をまったく同じ書き方で示していました。そのうえで、文章メッセージを1通送るのにかかるポイントは、25、30、31、35ポイントとばらばらです。規約はほとんど同じでも、実際に払う額はサービスによって最大で1.4倍ほど違うことになります。ポケラブだけは料金表が二つあり、一度も課金していない人は35ポイント、課金した人は30ポイントで、課金前は連絡先の交換ができないと書かれていました。

連絡先の交換を禁じる一文があるかどうか

7つのうち5つの規約には、禁止行為として「個人情報の公開、もしくは個人を特定できる行為」が入っていました。ロマンスとプラチナの規約には、この一文がありませんでした。同じ元の文書から作られたように見える規約でも、禁止行為の一覧は少し手が加えられているということです。

英国法の条項と、米ドル建ての決済

ペアリング、シェア、愛言葉の三つの規約には、一部の決済サービスを使う場合は英国の法律に従って解釈する、という条文がありました。この三つは、特定商取引法の表記でも、一部のカード決済が米ドル建てになり、請求額が変わる場合があると書いています。規約の一致率が97%と特に高い三つが、決済の仕組みまでそろっていたことになります。

6つのサービスにあった「ブロックで退会」の条文

利用者にとって一番気をつけたいのが、退会のしかたです。7つのサービスはすべて、退会をアプリの画面ではなく、運営のメールアドレスへ申し出る形にしていました。そして、ポケラブを除く6つの規約に、次の趣旨の条文がありました。

「ユーザーが友だちブロック後、一定期間(1ヶ月以上)を経過した場合は退会扱いとする」

LINEでブロックすれば退会になるように読めますが、裏を返すと、ブロックしてから1か月たつまでは会員のままだということです。その間、買ったポイントは残り、規約上の権利や義務も続きます。やめると決めたら、ブロックで済ませず、規約に書かれたメールアドレスへ退会を申し出るのが確実です。ロマンスのように、マイページに表示される番号を添えるよう求めるサービスもあります。

受理番号の並びについて

異性紹介事業の届出の受理番号は、7つのうち5つが「62」で始まる11桁の数字でした。大阪に所在地を置く4社に加えて、所在地を沖縄県とするロマンスも「62」で始まっています。プラチナは「55」で始まり、ポケラブは「巣鴨」から始まる別の書式でした。

受理番号がどのような規則で付けられているのかは、公開されている情報からは確かめられませんでした。所在地と番号の並びが何を意味するのかも、この調査では判断していません。気になる人は、各サービスの問い合わせ先や、届出を受けた警察署に確かめるのが確実です。

各サービスが書き換えていたのは、どこか

7つの規約すべてに共通していた文は52文ありました。では、残りの文で各サービスは何を書き換えていたのか。そのサービスの規約にしかない文を数えると、次のようになりました。

サービス そのサービスだけの文 書き換えていた中身
ペアリング 2文 第1条の会社名と、退会の申請先のメールアドレス
ロマンス 2文 第1条の会社名と、退会の申請にマイページ上部の5ケタのIDを添える指示
シェア 2文 第1条の会社名と、退会の申請先
愛言葉 2文 第1条の会社名と、退会の申請先
ダイレクトマッチ 4文 会社名、退会の申請先、禁止行為の一覧、身分証はサイト内から写真を送る方法で確かめるという一文
プラチナ 5文 退会の申請先に加えて、退会とともにメール配信を止める、一週間ログインがなければ配信を止める、といった配信の決まり
ポケラブ 7文 禁止行為の一覧、損害賠償の書き方、退会の申請から通常24時間以内に処理が終わり、終わらなければもう一度連絡するよう求める一文など

ペアリング、ロマンス、シェア、愛言葉の四つは、規約の中で書き換えていたのが実質的に「会社名」と「退会の連絡先」の2か所だけでした。規約の中身として独自に決めていることは、ほとんどないと言ってよい状態です。ポケラブやプラチナのように、退会の処理にかかる時間やメール配信の扱いを書き足しているサービスの方が、利用者にとっては読むべき独自の条文が多いことになります。

特定商取引法の表記と、サイトの作りの共通点

サイトの作りもそろっている

7つのサービスは、公式サイトのページの作りも同じでした。どのサイトも、特定商取引法の表記、利用規約、プライバシーポリシーが同じ名前のページに置かれ、トップページの登録ボタンからLINEの公式アカウントへ転送される形になっています。見た目のデザインやサービス名は違っても、サイトを動かしている仕組みは共通のものと見られます。

特定商取引法の表記で、同じ文面を持つ三つ

特定商取引法の表記は、規約ほどそろってはいませんでした。ただ、ペアリング、シェア、愛言葉の三つには、共通する特徴がいくつもありました。三つとも、問い合わせをチャットとメールで24時間受け付けると書き、電話の受付時間の注意として「新型コロナウイルス対策の一環として最小人員で対応している」という同じ趣旨の注記を今も載せています。決済を代行する海外の会社の名前を載せているのも、この三つだけでした。

規約の一致率がとくに高かった三つが、特定商取引法の表記でも同じ特徴を持っていたことになります。サービスを選ぶときに、この三つを「別々のサービス」として比べても、条件の違いはメッセージの単位と退会の連絡先くらいしかない、ということです。

返品・返金に応じないのは、7つとも同じ

一方で、7つすべての特定商取引法の表記が、購入したポイントについて返品や返金には応じないと書いていました。規約の「返金しない」条文とあわせて、この点はどのサービスを選んでも変わらない条件です。

一つの規約を読めば、似たサービスの大部分が分かる

今回の結果は、利用者にとっては悪い話ばかりではありません。規約の骨組みが共通しているということは、一つのサービスの規約をきちんと読んでおけば、似たサービスに出会ったときにも、どこを見ればいいかがすぐに分かるということです。

確かめる場所は、次の三つに絞れます。規約の第1条で運営会社の名前を見る。退会の条文で、申し出先と、添えるもの、ブロックで退会扱いになるかを見る。禁止行為の一覧で、連絡先の交換にかかわる一文があるかを見る。あとは特定商取引法の表記で、文章メッセージ1通のポイントと、課金前後の料金の違いを確かめれば、比べるべきことはほぼ出そろいます。

名前が変わっても、規約は残る

LINE登録型のサービスの中には、しばらくすると案内ページが消え、別の名前で似たサービスが始まるものがあります。セフレポのペアーズラブのレビューでは、案内ページが開けなくなったペアーズラブと、同じ届出の受理番号を使って続いている別の名前のサービスの系譜を追いました。今回比べたプラチナも、その流れの先にあるサービスです。

名前が変わるたびに、口コミは新しいサービスのものとして数え直されます。けれど、規約の文面や届出の受理番号は、名前ほど簡単には変わりません。気になるサービスがあれば、規約の文を一文だけ選んで検索してみると、同じ文面を使っている別の名前のサービスが見つかることがあります。そのサービスの口コミやレビューは、今調べているサービスを知る手がかりにもなります。

自分で同じ文面を探す方法

検索で同じ文面のサービスを探すときは、規約の中から、会社名やサービス名を含まない一文を選び、前後を二重の引用符で囲んで検索します。今回の7つであれば、ポイントの有効期限や、実在性を保証しないという免責の文が、どのサービスにも同じ言い回しで入っていました。検索結果に別の名前のサービスの規約が並べば、それが同じひな形を使っているサービスです。ただし、検索に出てくるのはGoogleに登録されているページだけなので、見つからないからといって同じ文面のサービスが他にないとは限りません。

調査のきっかけ

この調査を始めたのは、個別のレビューを書く中で、同じ文面に何度も出会ったからでした。愛言葉のレビューでは、別の会社が運営するサービスと規約が九割強一致していることに気づき、ロマンスのレビューではペアリングと61文中58文が同じでした。一つひとつのレビューでは「似ている」としか書けなかったことを、7つを並べて数えることで、はっきりした形にしたのがこの記事です。

この一致から言えること、言えないこと

規約の文面がほとんど同じだという事実から、何が言えて、何が言えないのかを分けておきます。

言えること

  • 7つのサービスは、利用規約をほぼ共通の文書をもとに作っている。
  • そのため、あるサービスの規約で気になった点(ブロックで退会扱い、実在性を保証しない免責など)は、ほかのサービスでも同じように当てはまる可能性が高い。
  • サービスを選ぶときに比べるべきなのは、規約の骨組みではなく、料金の単位、課金前後の違い、退会の申し出方、禁止事項の細かな違いである。

言えないこと

  • 7つのサービスが同じ会社や同じ人によって運営されている、とは言えない。規約のひな形は、別々の会社が同じ制作会社や同じシステムを使っている場合にも共有されうる。
  • 規約が似ていることだけで、サービスの良し悪しや、サクラの有無を判断することはできない。

なお、同じLINE登録型でも、恋パラは公式サイトの作りがほかの7つとまったく違い、メールアドレスで会員登録する形が中心でした。規約のひな形も、今回比べた7つとは別のものと見られます。すべてのLINE登録型のサービスが同じ文書を使っているわけではない、という点も付け加えておきます。

登録する前に、自分で確かめる五つのこと

今回の比較から、LINE登録型のサービスを選ぶときに、規約と特定商取引法の表記で確かめておきたいことをまとめました。

  1. 文章メッセージを1通送るのに何ポイントかかるか。課金の前後で料金が変わらないか。
  2. 連絡先の交換に条件や禁止があるか。
  3. 退会はどこに、何を添えて申し出るのか。ブロックで退会扱いになる条文があるか。
  4. カード決済が外国の通貨になる場合があるか。後払いに対応しているか。
  5. 運営会社の名前、所在地、電話の受付時間、届出の受理番号が書かれているか。

LINE登録型の出会いで先に見ておきたい手順はLINE登録型の出会いの確認手順に、料金の見方は料金とポイントの仕組みにまとめています。各サービスの個別の事情は、上の表のリンクからそれぞれのレビューで確かめてください。種類別の一覧は出会い系サイト・アプリの口コミ・評判まとめから探せます。

この調査について

この調査は、各サービスが自ら公開している利用規約と特定商取引法の表記だけを材料にしています。実際にサービスを使った結果や、利用者の体験談は含めていません。規約や表記は予告なく変わることがあり、この記事の数字は2026年9月25日時点のものです。比べるサービスを増やしたときや、規約の変更に気づいたときは、この記事を更新していきます。

規約が同じ文面でできていることは、裏を返せば、一つのサービスの規約をきちんと読めば、似たサービスの大部分を理解できるということでもあります。登録する前に一度、規約と特定商取引法の表記を開いてみてください。読むべき場所は、この記事で挙げた数か所だけです。