「ア・リアル」の評判を調べようとして公式のアドレス(arealrea.com)を開くと、画面の上に出てくるのは「ア・リアル」ではなく、「ALL」という名前です。「はじめよう♪今日会えるアプリ。」という見出しの下に、「AIを活用した最速の出会いをサポート!」という言葉が並んでいます。検索結果に並ぶ口コミ記事の多くは「ア・リアル」という名前で書かれているので、同じサービスのことなのか、別のサービスなのか、まずそこで迷う人がいるはずです。
この記事では、ア・リアルの評判を、いま公式のアドレスに出ている表記と、以前の表記を並べて確かめるところから読み解きます。名前が変わったサービスは、口コミを読む前に「どこが変わって、どこが変わっていないのか」を知っておかないと、古い記事と新しい記事の話を取り違えます。サクラがいるかどうかを、外から見て断定することはできません。ここで扱うのは、公式のページと公的な記録で、だれでも確かめられることだけです。
同じアドレスに、二つの名前
インターネットの記録を残している Wayback Machine(ウェイバックマシン)には、arealrea.com の過去の画面が保存されています。2025年12月と2026年7月に保存された画面では、ページの題は「ア・リアル – あなたにふさわしい出会いを…」でした。「自由と多様性に富んだ出会いの成功体験」「ア・リアルはLINEから無料で始めることができます」といった言葉が並び、出会いまでを「お相手を探す」「お相手とやりとりをする」「実際に会ってみる」の3つの手順で説明していました。
いま同じアドレスを開くと、題は「ALL – はじめよう♪今日会えるアプリ。」に変わっています。手順は「無料登録」「スピード検索」「気軽にやりとり」の3つで、「AIが希望条件や相性をもとに、お相手探しをスピーディーにサポートします」という説明が加わりました。「やり取りはLINEでスムーズ」という点は、以前の画面と同じです。
安全についての書き方も、少しずつ変わっています。以前の画面には「あなたのLINEやお名前は一切相手に公開されません」「不正ユーザーは強制退会などの対応により徹底的に排除しております」「24時間365日体制で安全監視」と並んでいました。今の画面では「お相手に名前などの個人情報が公開されることなく」「24時間365日監視体制」「年齢確認を通じて、利用ルールに沿ったサービス運営に努めています」となっています。「徹底的に排除」のような強い言い方は消え、「努めています」という控えめな言い方に変わりました。どちらも運営側の説明で、外から確かめられるものではありませんが、言葉が変わったことは、画面を見比べれば分かります。
名前は変わっても、ページの下に書かれているインターネット異性紹介事業の届出の受理番号は、以前も今も「30110322006」で同じです。この番号は、出会い系サイト規制法にもとづいて、事業者が公安委員会に届け出たときに受理された番号です。同じ番号が使われているということは、届出の上では、ア・リアルとALLは同じ事業として扱われていると読むのが自然です。
特定商取引法の表記を、前と後で並べる
運営者の情報は、特定商取引法に基づく表記のページにまとまっています。2025年11月に保存された表記と、今の表記を並べると、次のようになります。
| 項目 | 2025年11月の表記 → 今の表記 |
|---|---|
| サービスの名前 | ア・リアル → ALL |
| 販売業者 | 株式会社ルーパー → 株式会社looper |
| 届出の受理番号 | 30110322006 → 変わらず |
| 運営責任者 | 宮本 穂高 → 変わらず |
| 所在地 | 東京都目黒区駒場一丁目25番9号 → 変わらず |
| 問い合わせのメール | arealrea.com のアドレス → reallal.com のアドレス |
| 電話 | 0570-022-023 → 変わらず |
| 電気通信事業者の番号 | 記載なし → A-23-11946 |
| ポイントの期限 | 記載なし → 発行から180日以内 |
変わっていないのは、届出の番号、運営責任者の名前、所在地、電話番号、そしてポイントの料金表です。変わったのは、サービスの名前、販売業者の書き方(カタカナから英字へ)、問い合わせのメールのアドレス、そして新しく書き加えられた二つの項目です。
新しく加わった二つのうち、ポイントの期限は、使う人にとって大事な変更です。以前の表記には期限の一文がありませんでしたが、今は「発行から180日以内」と書かれています。一方で、今の利用規約の本文には、ポイントの期限についての条文は見当たりません。期限の決まりは、規約ではなく特定商取引法の表記の側に書かれている、ということです。ポイントを買うなら、半年以内に使い切れる分だけにしておくのが無難です。
同じサーバーに、三つのアドレス
今の画面で「START」のボタンや問い合わせ先に使われているのは、arealrea.com ではなく、reallal.com というアドレスです。さらに、reallreal.com というアドレスでも、同じ「ALL」の画面と、同じ内容の特定商取引法の表記が表示されます。
ドメインの登録の記録(RDAP)を見ると、arealrea.com は2025年4月11日、reallal.com は2026年7月23日、reallreal.com は2026年8月18日に登録されています。三つとも、名前を引くと同じIPアドレス(203.183.145.145)が返ってきます。つまり、同じサーバーの上で、もとのア・リアルのアドレスに加えて、この夏に二つの新しいアドレスが用意された、という順番です。Wayback Machine に残る最後のア・リアルの画面が2026年7月12日なので、名前が「ALL」に変わったのは、新しいアドレスが登録された7月の下旬から後だと考えられます。
アドレスが複数あること自体は、珍しいことではありません。広告の出し先ごとに入口を分けることも、名前を変えるときに新しいアドレスを用意することもあります。ただ、使う側にとっては、どのアドレスから入ったかで、同じサービスだと気づきにくくなります。メールやLINEで届いた案内のリンクが、arealrea.com、reallal.com、reallreal.com のどれであっても、今は同じ「ALL」の画面に行き着く、ということは覚えておいてください。
運営会社を、国税庁の法人番号で探してみる
会社の実在は、国税庁の法人番号公表サイトで確かめられます。「ルーパー」と読む株式会社を探すと、この記事を書いた時点で、次の二つが見つかりました。
一つは、東京都新宿区荒木町に本店がある株式会社Looper(法人番号7011101057649)です。法人番号の指定は平成27年10月5日ですが、これは法人番号の制度が始まった日で、会社の設立がこの日だという意味ではありません。本店は令和2年と令和6年に移っていて、その前は新宿区内にありました。もう一つは、港区六本木に本店があった株式会社Looper(法人番号9010401153949)で、令和6年12月3日に清算が結了し、登記が閉じられています。
特定商取引法の表記にある「東京都目黒区駒場一丁目25番9号」と同じ住所の記録は、この二つの中にはありませんでした。法人番号公表サイトに載るのは登記上の本店の住所なので、事業所の住所と本店が違うこともあり、これだけで何かを決めつけることはできません。それでも、運営会社を自分で確かめたい人にとっては、表記の住所と登記の住所が一致しなかった、ということは一つの材料になります。気になる人は、問い合わせの窓口に、登記上の本店の所在地を尋ねてみるのも一つの方法です。
料金表に、会員が二通りある
特定商取引法の表記には、ポイントの料金表が二つ並んでいます。「無料会員」と「正規会員」です。
| 操作 | 無料会員/正規会員 |
|---|---|
| 会員登録・プロフィールの編集と閲覧 | 無料/無料 |
| 文章メッセージを送る | 30ポイント/25ポイント |
| 文章メッセージを読む | 無料/無料 |
| 画像メッセージを送る | 30ポイント/25ポイント |
| 画像メッセージを開く | 10ポイント/10ポイント |
| 個人情報の交換 | 不可/可能 |
違いは二つあります。送るときのポイントが30から25に下がることと、「個人情報の交換」が不可から可能に変わることです。ところが、どうすれば正規会員になれるのかは、利用規約にも特定商取引法の表記にも書かれていません。ポイントを買えば正規会員になるのか、一定の額を使えばなるのか、外からは分かりません。
この点は、登録してやり取りを始める前に、問い合わせの窓口で確かめておきたいところです。とくに「無料会員のあいだは連絡先を交換できない」という決まりは、やり取りの流れに直接かかわります。相手から「連絡先を交換したいけれど、正規会員にならないとできない」といった話が出たときに、その条件を自分で知っていれば、慌てずに判断できます。
利用規約で、確かめておきたい四つの条文
今の利用規約は「ALL」の名前で書かれていて、株式会社looperが提供するサービスとされています。全部で19の条文がありますが、使う前に読んでおきたいのは、次の四つです。
第6条は料金です。ポイントを買ったあとの返金には応じないこと、退会したときに持っているポイントはすべて削除されることが書かれています。第8条は退会で、「サポート問い合わせなどから退会意思のご連絡をお願いします」とあり、連絡を受けてから遅くても1週間以内に手続きを終え、退会の費用はかからないとされています。LINEのブロックで退会になるという定めはないので、やめるときは問い合わせから連絡することになります。
第11条は免責で、ユーザーが得る情報について「正確性、確実性、有用性、実在性など、一切保証するものではありません」と書かれています。プロフィールやメッセージの中身についても保証しないとしています。この書き方は、出会いのサービスの規約ではよく見られるものですが、やり取りの相手について、運営が何かを請け負っているわけではないことは、知っておいたほうがいい点です。
第18条は年齢確認で、男女とも身分証明書などで年齢確認を行うこと、確認の前に自己紹介文で会う場所や時間を書いた場合は、掲載を止めたり削除したりすることがあると定めています。トップページにも「18歳未満及び高校生の方はご利用いただけません」と書かれています。年齢確認が終わるまでは、自己紹介文に会う約束につながることを書かないようにしておけば、掲載を止められる心配はありません。
四つのほかに、目を通しておくと全体の性格が分かる条文もあります。第3条は、このサービスの目的を「会員制ソーシャル・ネットワーキング・サービス」とし、「趣味や関心を同じくする個人が、本サービス上で交流し、情報を交換すること」としています。トップページの「今日会えるアプリ」という言葉とは、ずいぶん違う書き方です。第2条では、利用者の了解を得ずに規約を改定でき、掲載した時点から効力が生じるとしています。名前が変わったように、規約も予告なく変わることがあるので、使い続けるなら、ときどき読み直す必要があります。第19条では、裁判になった場合の第一審を、東京簡易裁判所か東京地方裁判所とすることが定められています。
プライバシーポリシーで分かること
プライバシーポリシーも、「ALL」の名前と株式会社looperの名前で書かれています。集める個人情報として挙げられているのは電子メールアドレスで、利用の目的は、アカウントを別の端末に引き継ぐときの本人の確認と、問い合わせへの返信とされています。第18条の年齢確認で提出する身分証明書の画像の扱いについては、このポリシーには書かれていません。身分証を送る前に、その画像がどう保管され、いつ消されるのかを問い合わせておくと安心です。
退会したあとの個人情報は、問い合わせへの対応などのために、退会の完了から1年間保管するとされています。また、第三者への開示の例外として、公的機関の命令に従う場合などと並んで、「合併、他社による買収、または資産の一部の売却により事業の移転を行った場合」が挙げられています。サービスの名前や運営の形が変わるとき、登録した情報も一緒に移ることがある、という意味です。名前が一度変わったサービスなので、この一文は読み飛ばさないでおきたいところです。
サイトの利用状況を把握するために、Google アナリティクスと Microsoft Clarity というアクセス解析の道具を使っていることも書かれています。どちらも Cookie を使うもので、ブラウザの設定で無効にできると案内されています。
支払いの方法は、特定商取引法の表記ではクレジットカードと各種コンビニ決済の二つです。ポイントの値段は、購入の手続きのときに表示されるとされています。「提供サービスの特性上、一切返品/返金はお受け出来かねます」という一文があり、規約の第6条とあわせて、買ったポイントは返ってこないという決まりになっています。少しずつ買い、期限の180日と、退会でポイントが消えることを頭に置いて使うのが、損をしない使い方です。
口コミを読むときに、名前の変化で取り違えないために
「ア・リアル」の名前で書かれた口コミや評判の記事は、2025年から2026年の夏までの画面をもとにしたものです。「ALL」の名前で書かれた記事は、それ以降のものです。届出の番号と料金表が同じなので、使い勝手についての話は、どちらの名前の記事も参考になります。ただ、問い合わせのメールのアドレスや、ポイントの期限のように、名前の変更にあわせて変わった点もあります。古い記事に書かれた連絡先にメールを送っても、今の窓口とは違う、ということが起こりえます。
検索結果の中には、ア・リアルについての相談を受け付けている法律事務所のページもあります。こうしたページがあること自体は、サービスの良し悪しを決めるものではありませんが、支払いについて困ったときに相談できる先があることは、覚えておいて損はありません。消費生活センター(局番なしの188)でも、出会い系サイトについての相談を受け付けています。
名前が変わったサービスを使うときに大事なのは、画面の名前ではなく、変わらない番号で同じ事業かどうかを確かめることです。ア・リアルとALLの場合、それは届出の受理番号「30110322006」と、電話番号「0570-022-023」でした。
料金と年齢確認の仕組みを確かめてから始めたい人へ
セフレポで紹介しているリピアイとスグラブは、どちらもLINEの友だち追加から始まり、身分証で年齢の確認を受けてからやり取りに進むサービスです。相手のプロフィールを見るのも、届いた文章を読むのも無料で、ポイントが減るのは文章や画像を送るときと、届いた画像を開くときの30PTです。新規登録で130PT(1,300円分)が無料でつきます。
ア・リアルとALLについて、よく出る疑問
ア・リアルに登録していた人は、ALLでも同じアカウントなの?
公式のページには、名前の変更についての案内や、アカウントの引き継ぎについての説明は見当たりませんでした。届出の番号と料金表が同じなので、同じ仕組みの上で名前だけが変わった可能性は高いものの、アカウントやポイントがそのまま残っているかどうかは、外からは確かめられません。以前ア・リアルに登録していて、残っているポイントが気になる人は、問い合わせの窓口に直接聞くのが確実です。今の表記ではポイントの期限は発行から180日なので、以前に買ったポイントは、すでに期限を過ぎている可能性もあります。
「AIが相手探しをサポート」とは、何をしているの?
トップページには「AIが希望条件や相性をもとに、お相手探しをスピーディーにサポートします」と書かれていますが、利用規約にはAIについての条文がありません。どんな情報をもとに、何をしているのかは、公開されている範囲では分かりません。AIという言葉に期待しすぎず、相手のプロフィールとやり取りの中身を、自分の目で確かめながら進めることが大切です。
退会したいときは、どうすればいい?
利用規約の第8条にあるとおり、サポートの問い合わせから退会したいと連絡します。今の表記の問い合わせ先は、reallal.com のメールアドレスと、0570から始まる電話番号です。連絡から遅くても1週間以内に手続きが終わるとされているので、送ったメールと日付は、手続きが終わったと確かめられるまで控えておきましょう。退会すると、残っていたポイントはすべて削除され、返金はありません。
ア・リアルからALLへの変化は、画面の名前だけを見れば大きく見えますが、届出の番号、電話、所在地、料金表は同じままです。名前より先に、届出の番号と電話番号を見る。このやり方は、ア・リアルに限らず、名前が変わったり、似た名前が出てきたりするLINEの出会いのサービスを見分けるときに、いつでも使えます。


