JR武蔵野線の越谷レイクタウン駅では、2024年度に1日平均2万9,767人が電車に乗りました。JR東日本の公表している内訳を見ると、そのうち定期券の人は1万4,424人、定期券ではない人が1万5,343人です。通勤や通学の人より、買い物や遊びで来る人のほうが多い。首都圏の駅としては珍しい形で、越谷という街の一面をよく表しています。
この記事では、人口34万1,497人の越谷市で、どんな人が独りで暮らしているのかを令和7年国勢調査の確定値で確かめ、レイクタウン、東武の新越谷とJRの南越谷、北の越谷・北越谷・せんげん台といった場所ごとに、相手との会い方を書いていきます。南どなりの川口については川口の記事に、大宮や浦和のほうは埼玉・大宮の記事にまとめたので、ここでは越谷とその周りの東部の街に絞ります。
レイクタウンは、昼の顔と夜の顔がまったく違う
越谷レイクタウン駅の前には、大きな商業施設が広がっています。休日の昼は家族連れや若い人でにぎわい、駅から施設までの道も人であふれます。定期券ではない人の数が通勤の人を上回るのは、こうした休日の人出があるからです。
初めて会う二人にとって、人の多い商業施設は気楽な場所に見えます。歩きながら店をのぞき、疲れたら座って話せるので、間がもたないという心配がありません。ただし、越谷やその周りに住む人にとって、ここは「誰もが来る場所」でもあります。休日の昼に二人で歩いていれば、知り合いや家族の知人に見られる可能性はかなり高いと考えておきましょう。
人目を気にする相手と会うなら、休日の昼は避けて、平日の夕方以降を選ぶのが無難です。平日の夜は人の数がぐっと減り、落ち着いて話せます。帰りは武蔵野線の時刻に左右されるので、乗り遅れると次の電車まで待つことになります。会う前に、相手の帰る方向と終電の時刻を確かめておくと、別れぎわに慌てずにすみます。
もう一つ、レイクタウンは車で来る人の多い場所でもあります。越谷の東の側や、吉川、三郷、松伏のほうに住む人は、電車より車のほうが早いことがよくあります。相手が車で来るのか、電車で来るのかを先に聞いておくと、待ち合わせの場所が決めやすくなります。
新越谷と南越谷は、東京へも埼玉の西へも出られる乗り換えの駅
越谷でいちばん人が乗り降りするのは、東武スカイツリーラインの新越谷駅です。東武鉄道の公表している2025年度の1日平均の乗降人員は14万6,858人で、越谷市内の東武の駅の中でとびぬけた数です。すぐ隣にはJR武蔵野線の南越谷駅があり、こちらは2024年度の1日平均の乗車人員が7万2,142人、JR東日本の駅の中で57番目の多さでした。前の年より2.9%増えています。
二つの駅は歩いて乗り換えられる距離にあり、東武で南北に、JRで東西に動ける交差点のような場所です。新越谷から東武の準急に乗れば北千住まで15分ほど、東京メトロ半蔵門線に乗り入れる電車なら、乗り換えなしで大手町まで40分ほどで着きます。南越谷から武蔵野線で西へ向かえば、武蔵浦和まで13〜14分です。都心で働く人も、さいたま市の方向で働く人も、帰り道にこの駅を通ります。
武蔵野線は、東へ向かえば千葉県の側へも延びています。南越谷から乗り換えなしで西船橋まで32〜33分で、途中の新松戸では常磐線に乗り換えられます。新松戸のJRの乗車人員は、2024年度に1日平均3万6,169人でした。松戸や船橋のほうに住む人とも、武蔵野線一本でつながっているということです。越谷で相手を探すと、埼玉の人だけでなく、千葉の西の側に住む人がプロフィールに並ぶことがあるのはこのためです。
待ち合わせの場所として見れば、ここは越谷で最も使いやすい駅です。相手が東武の沿線に住んでいても、武蔵野線の沿線に住んでいても、一本で来られます。駅の周りには飲食店が集まっていて、仕事帰りに食事をしながら話すのにも困りません。そのぶん、平日の夕方はとても混み合うので、改札の名前と出口を具体的に決めておくことが大切です。「新越谷の改札」と「南越谷の改札」は別の場所なので、どちらの駅の、どの改札かまで伝え合っておきましょう。
都心の側で会いたいときは、北千住が候補になります。越谷から15分ほどで着き、知り合いに会う心配もぐっと減ります。北千住は東武、JR、東京メトロ、つくばエクスプレスが集まる大きな駅で、2025年度の東武の乗降人員は1日平均42万2,760人でした。人が多いぶん、二人で歩いていても目立ちません。
北の越谷・北越谷・せんげん台は、それぞれ違う生活の駅
新越谷から東武を北へ進むと、越谷、北越谷、大袋、せんげん台と駅が続きます。名前に「越谷」がつく越谷駅は、市役所に近い古くからの中心ですが、2025年度の乗降人員は4万9,025人と、新越谷の3分の1ほどです。北越谷は4万9,715人、市の北の端のせんげん台は5万1,262人で、実は越谷駅より多くの人が使っています。
せんげん台は駅の周りに住宅地が広がる、暮らしの駅です。北越谷の周りも住宅が多く、市内には大学もあるので、若い人の姿も見かけます。どちらも、駅の近くに住む人どうしなら、仕事帰りにちょっと会うのに向いていますが、地元の人が多いぶん顔見知りに会いやすい駅でもあります。
北の駅に住む相手と会うなら、新越谷まで南へ出てきてもらうか、反対にこちらが北へ向かうかを考えることになります。春日部のほうに住む人にとっては、せんげん台や北越谷のほうが近いこともあります。会う場所を決めるときは、駅の数より、相手が乗る電車がその駅に止まるかどうかを先に確かめておくと、移動の負担が分かりやすくなります。
反対に、乗り降りの少ない駅もあります。新越谷のひとつ南の蒲生は2025年度の乗降人員が1万7,551人、北越谷とせんげん台のあいだの大袋は1万8,357人でした。こうした駅の近くに住む相手は、駅前で人目に触れることを嫌がる場合があります。小さな駅は顔ぶれが決まっていて、毎朝同じ人と同じ電車に乗っているからです。地元の駅で待ち合わせるより、新越谷や北千住のような人の多い駅を提案するほうが、相手は気が楽になります。
越谷は、女性のほうが多い街
越谷の人口は、男性16万7,147人、女性17万4,350人で、女性100人に対して男性が95.9人です。埼玉県全体の98.0人と比べても、女性の多さがはっきりしています。独身の人を年代ごとに数えると、その特徴がもっとよく見えてきます。
| 年代 | 越谷 未婚 男÷女 | 埼玉県 | さいたま市 |
|---|---|---|---|
| 20〜24歳 | 0.96倍 | 1.04倍 | 1.01倍 |
| 25〜39歳 | 1.19倍 | 1.25倍 | 1.13倍 |
| 40代 | 1.57倍 | 1.69倍 | 1.52倍 |
| 50代 | 1.68倍 | 1.81倍 | 1.61倍 |
20代前半では、未婚の女性が8,006人、男性が7,686人と、女性のほうが320人多くなっています。市内の大学に通う学生などが、この年代の数字に表れているのかもしれません。25〜39歳でも、未婚の男性1万2,797人に対して女性は1万745人で、男性の偏りは1.19倍と小さめです。県全体の1.25倍より、男女の数が近い街だと言えます。
40代と50代でも、越谷の倍率は県の平均より低く出ています。独身の男性が女性を探すとき、越谷は埼玉の中では比べて探しやすい街の一つです。女性の側から見れば、同じ年代の独身の男性が極端に多いわけではないので、相手を選ぶというより、話の合う人をじっくり探していく街だと考えたほうがいいでしょう。
国勢調査の数字を読むときに、一つ気をつけておきたい点があります。越谷の20代と30代前半の男性には、結婚しているかどうかを答えていない人、つまり配偶関係が「不詳」の人が多いのです。20〜24歳で632人、25〜29歳で1,165人、30〜34歳で990人と、同じ年代の女性(392人、613人、484人)の2倍前後になっています。調査票を出していない一人暮らしの若い男性が多いと、こうした形になりやすいと考えられます。
つまり、この年代の未婚の男性の実際の数は、表に出ている数字より少し多いと考えておいたほうがいいでしょう。そうだとしても、越谷が「女性の未婚の人が比べて多い街」であることは変わりません。数字は相手を探す範囲を考えるための目安で、一人ひとりの相手を決めるのは、結局はやり取りの中身です。
離婚した女性は、40〜50代で男性の1.85倍
離婚して今は一人でいる人は、越谷で男性4,659人、女性8,514人でした。40〜59歳に絞ると、男性2,118人に対して女性3,911人で、1.85倍です。埼玉県全体の1.76倍より、少し女性に寄っています。
さらに目を引くのが、60〜64歳です。結婚したことがない人、離婚した人、配偶者を亡くした人を合わせた「今は一人」の人の割合は、男性が25.2%、女性が26.4%で、女性のほうが高くなりました。多くの街では、この年代は男性のほうが一人の割合が高いので、越谷の数字は少し珍しい形です。定年を前にした年代で相手を探す男性にとっては、出会える相手のいる街だということになります。
離婚を経験した40代や50代の女性は、仕事や子どもの予定をやりくりしながら時間を作っていることが多いものです。平日の昼に少しだけ会う、子どもが出かけている休日の夕方に会う、といった短い時間の約束から始めると、相手も応じやすくなります。こちらの都合で夜遅くを指定するより、相手の空いている時間を先に聞くほうが、関係が続きやすいのです。
いちばん人数の多い年代は、50代前半
越谷の15歳以上の人を5歳ごとに数えると、いちばん多いのは50〜54歳の2万9,768人です。20〜24歳の1万7,314人と比べると、1.7倍になります。45〜49歳の2万4,201人、55〜59歳の2万5,561人と合わせて、40代後半から50代の人が、街の人口の大きなかたまりになっています。
この50代前半で「今は一人」の人を数えてみます。男性は、結婚したことがない人が3,869人、離婚した人が679人、配偶者を亡くした人が78人で、合わせて4,626人です。女性は、結婚したことがない人が2,323人、離婚した人が1,271人、配偶者を亡くした人が189人で、合わせて3,783人でした。男性のほうが843人多い計算です。
女性の内訳を見ると、一人でいる人の3人に1人は離婚を経験した人です。55〜59歳でも、離婚して一人の女性は1,270人と、50代前半とほぼ同じ数がいます。50代の女性を探すなら、結婚したことがない人だけでなく、離婚を経験した人も含めて考えることが前提になります。プロフィールに子どものことや前の結婚のことが書かれていても、それを理由に候補から外してしまうと、越谷では出会える相手の多くを最初から見落とすことになります。
50代は、仕事でも家でも役割が重くなる年代です。会えるのは週に一度、あるいは月に数回という相手も珍しくありません。連絡の間があいても焦らず、相手のペースに合わせて続けられるかどうかが、この年代の相手と長く続く条件になります。
人は増えないのに、世帯は7%増えた
越谷の人口は、5年前と比べて124人減っただけで、ほぼ横ばいです。ところが世帯の数は15万2,711世帯と、5年で6.96%も増えました。埼玉県全体の4.47%を大きく上回る伸びです。人の数が変わらないのに世帯が増えるのは、一つの家に住む人数が減っているからで、親元を離れて一人で暮らし始めた人や、子どもが独立して夫婦二人になった家が増えていると読めます。
一人で暮らしている世帯は5万5,104世帯で、全体の36.2%です。県全体の37.7%より少し低く、家族と暮らす人のほうがまだ多い街です。1世帯あたりの人数も2.20人と、県全体の2.16人をわずかに上回っています。隣の草加の2.07人や川口の2.09人と比べると、越谷は「家族で住む街」の性格をまだ残していることが分かります。実家に住む相手なら、夜遅くまで出歩きにくかったり、家に呼ぶことができなかったりします。会う時間は、相手の家の事情に合わせて決める必要があります。
一方で、一人暮らしの人が増えているのも確かです。都心へ通いやすい新越谷や南越谷の周りに住む一人暮らしの相手なら、平日の夜でも時間を作りやすく、会う場所の選び方にも余裕があります。プロフィールの中で、相手が一人暮らしか家族と一緒かがうかがえる言葉があれば、それを手がかりに誘う時間帯を考えてみましょう。
最初のやり取りで聞くのは、駅より線
越谷のように線が交わる街では、相手が使う線を知ることが、会う場所を決めるいちばんの近道です。ただし、知り合って間もない相手に「最寄りの駅はどこですか」と聞くのは、急ぎすぎです。最寄りの駅は、住まいの場所をかなり狭く絞り込める情報だからです。慎重な相手ほど、この質問で身構えてしまいます。
代わりに聞きやすいのは、線です。「東武のほうですか、武蔵野線のほうですか」という聞き方なら、住まいを特定されるほどの情報ではないので、相手も答えやすくなります。東武だと分かれば新越谷か北千住、武蔵野線だと分かれば南越谷か、相手の住む側の大きな駅を提案できます。車で動く人だと分かれば、駐車場のある場所を考えればいいのです。
こちらの住まいについても、同じくらいの粒度で伝えるのが釣り合いの取れたやり方です。最初から自分の最寄りの駅や町名を出してしまうと、相手にも同じことを求めているように受け取られます。線から始めて、会う日が近づいてから待ち合わせの駅を決める。この順番を守るだけで、相手は安心して話を進められます。
東部の街へ広げるなら、線ごとに考える
越谷の中で相手が見つからないときは、周りの街へ範囲を広げることになります。埼玉の東部は、東武の線とJR武蔵野線、それにつくばエクスプレスが通っていて、どの線に沿って広げるかで、出会える人の層が変わります。
| 東武で南へ・草加 | 人口25万1,360人で、5年で1.23%増えた数少ない街。女性100人に男性100.5人と男女がほぼ同じで、一人暮らしは42.4%と越谷より高めです。新越谷から数駅で、都心へ通う単身の人が多く暮らしています。 |
|---|---|
| 東武で北へ・春日部 | 人口22万3,939人で、5年で2.55%減りました。60〜64歳で一人の人の割合は男性30.0%、女性28.3%と、越谷より高くなっています。50代や60代の相手を探すなら、範囲に入れておく意味があります。 |
| 武蔵野線で東へ・吉川と三郷 | 吉川は世帯が5年で8.23%増え、一人暮らしは32.4%と低い、家族で住む人の街です。三郷は未婚の25〜39歳で男性が女性の1.35倍と、男性が多くなります。どちらも車で動く人が多い地域です。 |
| つくばエクスプレス・八潮 | 女性100人に男性104.6人と男性が多く、一人暮らしは43.3%。工場や物流の仕事で暮らす単身の男性が多いと考えられます。 |
男性が女性を探すなら、越谷と草加、それに川口の方向へ広げるのが効率のよい探し方です。女性が相手を探すなら、男性の多い三郷や八潮まで範囲を延ばすと、選べる人の数が増えます。どちらの場合も、乗り換えの多い組み合わせは会うまでの負担が大きいので、二人の線が交わる新越谷と南越谷を真ん中に置いて考えると、無理のない範囲が見えてきます。
東武の人か、武蔵野線の人か。相手の線を読んでから声をかける
越谷の相手と会う場所は、どの線を使っているかでほぼ決まります。リピアイとスグラブは、LINEで友だちに追加してから、身分証で18歳以上であることを確かめて使い始める仕組みです。相手のプロフィールを開くのも、届いた文を読むのもポイントは減らず、こちらから送るときだけ1回30PTです。始めに付く130PT(1,300円分)で、東部の街に住む人がどの駅を使っているのかを、まず読んで確かめておけます。
越谷で会うか、北千住まで出るか
越谷に住む二人が会う場所を決めるとき、最初の分かれ道は「越谷の中で会うか、北千住まで出るか」です。越谷の中なら移動は短くてすみますが、顔見知りに会う心配がつきまといます。北千住まで出れば人目は気にならなくなりますが、帰りの電車の時刻が、会っている時間の終わりを決めてしまいます。
最初の一回は、新越谷か南越谷の改札で落ち合い、駅の近くで食事をするのが無難でしょう。どちらの線に住む相手でも来やすく、帰りも一本で帰れます。二回目からは、相手が人目を気にするかどうかで場所を変えていけば十分です。気にする相手なら北千住のほうへ、気にしない相手なら越谷の中で。昼に一度だけ顔を合わせておきたいという慎重な相手には、平日のレイクタウンが向いています。
越谷は、女性が多く、世帯が増え、東京にも埼玉の西にも出やすい街です。その便利さは、相手にとっても同じです。どこでも行けるからこそ、相手の住まいと帰り道を先に聞いて、二人にとってちょうどいい場所を一つ提案する。その一手間が、越谷で相手と長く続くかどうかを分けていきます。ほかの街と比べたい人は、地域別の出会い方ガイドから探してみてください。


